魔術師の本気の活躍はここで終わりか?
魔術師バジルホーキンスといえば、ルフィとロー達と同じ最悪の世代と呼ばれるようになった海賊でした。
ところが、ホーキンスの出番はそれ程多いモノではありませんでした。
ワンピースは島から島へ移動し、その島で起きている戦いが物語の大部分を占めている漫画です。
つまり、事実上、漫画の進行は麦わらの一味以外は殆ど登場しないという事になります。
いうなれば、突然場面が切り替わって、ホーキンスに焦点が合うというのが無いと断言出来ます。
その為か、ホーキンスの登場はルフィ達が島に辿り着く前の幕間とルフィが戦いを終わらせた後の幕間にしか出てこないキャラになってしまったのです。
そして、ようやくホーキンスは本編、つまりルフィ達の冒険する島で再登場を果たし、ルフィ達に絡んでいきました。
それがなんとホーキンスは、自分達ホーキンス海賊団ではなく、カイドウの使い走りという屈辱的な立場での邂逅になったのです。
能力がめんどすぎる
皆さんは強すぎる能力は白けるというのは、考えた事がありますでしょうか?
ホーキンスはその強すぎる能力筆頭といえます。
何故なら、あらかじめ、誰かから髪の毛を盗んでおけば、それを軸に藁人形を作れるからです。
この藁人形は、ホーキンスへのダメージを完全に他人に移し替えるという凄まじくチートな能力でして、身代わりにしたい人数さえ確保すれば、何度でも藁人形を作れるというロー顔負けのチート能力です。
故に、如何にバネバネの様な能力で戦うベラミーがなんともいえなくなってきます。
しかし問題は、この能力そのものです。
良いでしょうか、こういったある意味、先に人を用意し、髪の毛さえ手に入れば、手軽にダメージを移せる藁人形があれば、凄まじくつまらない展開になると思いませんか?
そう、余りにも強すぎると、冗長な展開になり、ホーキンスというキャラは動かしづらいキャラになってしまうのです。
身代わり能力さえなければ?
まず、全ての創作物に言えますが、一度世に出した創作物は決してやり直しは効きません。
何が言いたいかというと、ホーキンスの能力が強すぎるからと言って、それを無かったことにするのは絶対にしてはいけないからです。
つまり、事実上、ホーキンスは二年前の時点で他人にダメージを移せるという描写をした時点で、動かしにくいキャラになったといえます。
そもそも、ホーキンスは黄猿に負けそうになっていたので、ある意味は底が知れていたキャラといえます。
管理人としては、初登場と言えるシャボンディ諸島で、アプー共々、ケチがついてしまったといえます。
それに、海賊同盟とのことでしたが、アプーが仕組んでいたのもありますが、結局のところ、誰かと同盟を組まないと、新世界ではやっていけなかったといえるでしょう。
厳しい事に、ホーキンスの活躍はある意味まさに自分自身の能力に、活躍や出番を無くしてしまったといえるでしょう。