カタクリは既にホールケーキアイランドに居ない?
スイート三将星であるカタクリ。
カタクリは兄弟であるダイフクから、次期船長として推薦される程に強大な戦闘力を有した男です。
しかし、麦わらのルフィに敗れてから、彼に取り巻く環境が無くなったかもしれません。
それはビックマム海賊団側からしてみれば、麦わらの一味を仕留めきれなかったことに全てが通ずるからです。
それこそが、今後のカタクリの出番を変えるきっかけになるからです。
追放されても擁護できない大失態
まず、カタクリはビックマム海賊団からすれば、大失態を冒しています。
その大失態は、カタクリが武人だからに他なりません。
カタクリはジャッジを暗殺する事に異を唱えない程、あくまでビックマム海賊団の大幹部として行動してきました。
それもその筈、彼はファミリーの為、ママや兄弟姉妹の為、鍛えてきたのです。
ところが、自分に匹敵する、食らいつくルフィの姿に強敵認定をし、一騎打ちを決行します。
こう書くと、カタクリは武人としては最高ですが、ビックマム海賊団の大幹部とすれば、オオボカをしたのでしょう。
ワンピースの長い歴史で、勝負しているルフィと対等に戦う為に、自分の脇腹を抉るなど今までのボスキャラにいませんでした。故にカタクリの恐ろしい程の武人精神が際立ちます。
ですが、それはそれです。
ビックマム海賊団の大幹部としては、絶対に取り逃してはならないルフィを完全に逃してしまった。
これは擁護出来ない事態と言えます。
カタクリとホーディの意外な共通点?
ここで捕捉しますが、カタクリとホーディは各章のボス以外に唯一の共通点があります。
それは倒された島から、出ていないという事なのです。
アルビダからカタクリに至るまで、ルフィがぶっ倒した各ボスはそのまま、島からいなくなっています。
シーザーは人質というカードとして、捕まえれましたが、ホーディは幽閉という形で、島を離れることなく、二度と牢獄から出れないという事です。
しかし、カタクリを考えると、ホーディの様にホールケーキアイランドに居させ続けるキャラではないのです。
居心地の良さが無い?ホールケーキアイランド
まず、カタクリからすれば、今回の大失態はかなり他のキャラに不信感を広めたと管理人は思います。
なにせ、カタクリは完璧と呼ばれる実績を重ね続けてきたのです。
早い話が、ほとんど失敗していない人が些細なミスをしてしまうと、却って注目される事と同じだからです。
カタクリの強さは、ブリュレやダイフクやオーブンの口ぶりから、敗北があり得ないというものでした。
実際に、完全にルフィを倒せる実力を持っており、その気になら、ルフィの冒険を間違いなく終わらせた男だったに違いありません。
しかし、そんな無敗神話の男が負けた。
これはホールケーキアイランドを揺るがせる大ニュースだったと言えます。
実力順で考えれば、たしかにカタクリは次期船長といってもいいでしょう。
故にカタクリに対して、昔ほどの信頼感が無くなったかもしれません。