超人気漫画ワンピースの後半に子供キャラを出す理由
ワノ君編に入り、お玉というくノ一見習いが登場しました。
彼女の登場は一切の伏線が無く、唐突な登場で主人公ルフィと関わり、兎丼採掘場では彼女のおかげで、ババヌキがしもべになったほどです。
八歳児とはいえ、お玉はモモの助以上にナイスアシストしていますが、モモの助も決しておでんの様な破天荒な強さが無くても、一生懸命光月家の跡取り息子として、意地を見せています。
そんな二人の子供ですが、管理人はワノ国が物語の終盤、ラストダンジョンに近い島と考えた上で、この二人の登場になにか思惑が感じられるのです。
今回の考察はそれらについて考察していきます。
二世モノ漫画の存在
芸能界、スポーツ界、歌舞伎界等々、各業界問わず、親がやってきた事を子供が引きつぐ事が多いのが世の中の動きというものです。
それは漫画も同様で、二世モノ漫画は所謂続編というものです。つまり、完結した漫画の続きを描いている訳ですね。
これに当てはまるのが、オダッチと信仰がある岸本斉史が描いたナルトの続編、ボルトです。
ボルトはナルトの息子であり、ナルトの最終話で登場しています。
しかし、管理人としては、ワザワザナルトを数十年経たせて、子供であるボルトやヒマワリを登場させたのは大きな理由があると考えられます。
それはナルトというコンテンツを終わらせない様にするためだと考えられます。
ボルトの映画、アニメ、漫画は作者の手から離れている
実際にナルト終了後、ボルトの映画やアニメ、漫画と間髪言わず公式から今も供給されています。
その為、読者からしてみれば、ナルトが終わっていても、その息子のボルトが活躍しているので、ナルトという世界観が終わっていないように認識されると思います。
ですが、ボルトという作品は原作者である岸本斉史が描いておらず、別の作者がボルトを描いているのです。
つまりどういう事かというと、これもコンテンツの永久化といえるのです。
ナルト自体も十数年以上連載されており、それに関わる人たちも大勢いたでしょう。
故にナルトを完全に終わらせるのではなく、コンテンツの永久化として続けていくことにしたという事です。
ここまで、書くとおのずと分かってきますが、モモの助やお玉が登場した最大の理由は、彼らを10代に成長させて、次世代のワンピースを支えるキャラにする為です。
目指すは、スターウォーズやガンダム、仮面ライダー、ウルトラマンサーガ
ワンピースは本編が連載され、23年という異例の連載年数を叩きだしていますが、オダッチがワンピースを完結すると宣言した以上、ワンピースはオワラセナイといけません。
しかし、ナルト以上の人気を誇り、大多数の世代を魅了するワンピースを完全に終わらせるよりも、次世代のキャラ、つまり子供たちにその役目を引き継げるようにした方がいいでしょう。
つまり、ワンピースが完結した後、モモの助やお玉は今よりも成長した姿で今後のワンピースサーガを引き継ぐと考えられます。