カイドウ戦以外の戦いにある程度区切りがつき、いよいよクライマックスを迎えそうなワノ国編。
龍になったモモの助、しつこく生存していたオロチ、消息不明の傅ジロー。
今週号はどこまで描かれるのでしょうか?
お見逃しなく!
前回のあらすじ
1026話では、カイドウに噛み付くことで攻撃のモモの助が大きな成長を見せました。
ルフィとカイドウの衝突では天が割れる描写もありましたね。
そして最後の一コマでは、まさかまさかのまたあの人物の生存も描かれました。
今回は、モモの助とルフィが別れてそれぞれの戦いを始めることになります。
一体どんな展開が待っているのでしょう…?
お楽しみに!
ワンピースネタバレ1027話「想像を超える危機」あらすじ
割れた天を見つめるヤマト
ルフィとカイドウの衝突で天が割れたことにより、雲が晴れて満月が顔を出したワノ国上空。
おかげで月の獅子化することができ勝利したネコマムシ、イヌアラシですが、月の獅子は体力を消耗するため部下たちに注意を促しています。
おォ
気いつけや
”月の獅子”になるぜよ
どういうわけかのう
すっかり月が出ちゅうぜよ
ネコマムシ
そしてその割れた天を見つめながら、ヤマトが物思いにふけっています。
日誌で読んだ……!!
ロジャーと白ひげが
激突した時
天が
割れたって!!!
ヤマト
この衝撃により、鬼ヶ島城内の壁や天井が崩れ始めています。
一騎打ちを望むルフィ
対峙するルフィとカイドウ。
傍観するヤマトですが、どうやらカイドウの雷鳴八卦を完全には防げておらなかったようで、額から血を流しています。
そんなヤマトにルフィが話しかけます。
ヤマ男!!!
あの根性なしを助けてくれ!!!
いい加減にしろよ!!
モモ!!
ルフィ
雷鳴八卦のダメージが心配されたヤマトですがそんなに問題がアリそうな感じではなく、ルフィに言われたとおりにモモの助のサポートに回っています。
大丈夫だよモモの助くん!!
僕がついてる!!
さっきはごめんね
君の元を離れて!!
ヤマト
ヤマトはモモの助に乗ってカイドウの追撃から守ります。
そんなカイドウをルフィが止め、更にヤマトへ話しかけます。
ヤマ男!!
わかってる!!
一人でやりたいんだろ!!?
ああ!!
ルフィ&ヤマト
ヤマトはルフィを信じて自身はモモの助のサポートに徹することに。
鬼ヶ島を止めに動くヤマト、モモの助
未だ空の飛び方がわからずに怯えているモモの助に空の飛び方を教えます。
空をつかめ!!
雲を生み出し
雲をつかみ!!
空を駆ける!!!
それが”龍”だ!!!
その雲の名は”焔雲”!!!
ヤマト
ついに空を自在に移動できるようになったモモの助ですが、鬼ヶ島の様子がおかしく、崩れた岩盤がどんどん落下していきます。
鬼ヶ島を必死に止めようとするモモの助ですがさすがにサイズが違いすぎ、埒が明きません。
しかし鬼ヶ島は既に花の都の目と鼻の先に。
鬼ヶ島を止める方法についてヤマトがモモの助に語りかけます。
じゃあ”焔雲”を出すんだ!!
巨大な龍のような雲で
カイドウはこの島を動かしてる!!!
それを押し返すにはそれより強い”焔雲”を出すしかない!!!
ヤマト
既に鬼ヶ島が花の都に近づきすぎており、自体は想像していたよりも深刻です。
このままカイドウの思惑通り着陸したとしても
都に多くの犠牲者が出る!!!
最悪なのは万が一
カイドウ本人が力尽きた時
”焔雲”は消え
「鬼ヶ島」は地上に叩きつけられる!!!
「鬼ヶ島」の内部には信じられない量の兵器がある……!!
火薬もある!!
この「鬼ヶ島」は巨大な爆弾と同じさ!!
もうこの距離じゃ
都の人たちの避難だって間に合わない………!!
島が落下すれば……!!
敵も味方も全滅だ!!!
ヤマト
それを聞いたモモの助はルフィを止めなければといいかけますが、それを聞いたヤマトはモモの助に金棒でツッコミをします。
ばかーっ!!!
全てを背負って……!!
ギリギリで立ってる男にキミは………!!!
ルフィじゃなきゃカイドウは倒せない!!
彼にこの状況を伝えるべきじゃない!!
誰にも知られずこの危機を乗り切るんだ!!!
ヤマト
ヤマトとモモの助の、ワノ国を賭けた戦いが人知れず始まろうとしています。
キングの素顔
場面は変わってライブフロア。
何やら騒がしいのは、どうやらキングがブチギレモードに入っている様子。
海賊狩りのゾロが
キングさんのマスクを傷つけやがったんだ!!
ああ…
それキレるんだよなァ
キングさんの素顔…
誰も知らねェもんな…
カイドウの部下
どうやらゾロがキングのマスクを傷つけたことで、キングが暴れまわっているとのこと。
斬撃を無差別に飛ばしまくっており、ゾロもですが敵味方関係なく逃げ回っています。
ゾロは斬撃を受け止めましたが、あまりの勢いにそのまま後方まで吹き飛ばされ、たまたまいたフランキーにキャッチされました。
ハァハァ…
アレは強ェな…
そりゃそうか……!!
ゾロ
一息つく暇もなくキングが追い打ちをかけてきます。
”丹弓(タンキュウ)”!!
”皇(ドン)”!!!
”三刀流”……!!
”極(ウル)”
”虎狩り”ィ!!!
キングvsゾロ
すさまじい衝突でキングの左目の上辺りのマスクが更に破れましたが、ゾロはゾロで鬼ヶ島の外まで吹き飛ばされています。
さらなる追い打ちで下へ落とそうとするキングですが、そこはゾロの新技「空狸槍(クリアランス)」で回避しました。
息も絶え絶えなゾロと、まだ余裕がありそうなキングが城外で対峙します。
せめて剣で死なせろ…!!
許さん!!!
貴様もな…!!!
ゾロvsキング
キングのマスクの破れ目から、髪の毛や額の感じが見えています…!
一体この男は…
ワンピース1027話の感想&考察
今回の考察ポイントは次のようになっています。
- ヤマトの怪我は一味入りの伏線になるか?
- ルフィが”一対一”にこだわった
- ヤマトが空の飛び方に詳しいのは父の影響?
- 地上決戦は行わず、鬼ヶ島でカイドウを打ち取る!?
- 鬼ヶ島にある「火薬」とは?
- 過去にもキングのマスクを傷つけた者がいた…?
- キングの素顔とは?
それでは見ていきましょう!
ヤマトの怪我は一味入りの伏線になるか?
前回、ヤマトがカイドウと対峙していたときに、カイドウの「雷鳴八卦」を能力で防いでいるような描写がありましたが、どうやら完全に防ぎきれていなかったと今回明らかになりました。
右目の上辺りから血を流しており少し心配になりましたが、その後の展開では特に何の影響も及ぼすことなく、きっちりとモモの助のサポートを行っていました。
となると逆に、この描写って必要だったのでしょうか?
何か意味があるに違いないと考えたところ、もしかしたらこれはヤマトが麦わらの一味に入るための伏線なのではないかと思いました。
麦わらの一味のメンバーは、顔や体が左右非対称であることが特徴になっているというのは有名な話です。(ルフィの目の下の傷、ゾロの左目の傷、サンジの眉毛、チョッパーの角 など)
もしかするとヤマトのこの怪我は右目の上に傷跡として残ってしまい、左右非対称なキャラになるのかも知れません。
そうなるとヤマトの仲間入りの可能性が一気に上がりそうですね。
ワノ国編終わり、ヤマトの目の上の傷がどの様になっているか、要チェックですよ!
ルフィが”一対一”にこだわった
ルフィ、ヤマト、モモの助のやり取りを見ていると、いかにヤマトがしっかりしているのかがはっきりと分かる回でしたね。
今回で更にヤマトの人気が上がったのは間違いないでしょう。
さて、ヤマトも察していましたが、今回ルフィがカイドウとの”一対一”の勝負を望んでいました。
以前ルフィとカイドウが一対一で勝負を始めた時は、どちらかというとルフィを心配していたヤマトですが、今回は完全にルフィのことを信頼しきっているように見えますよね。
この違いは一体何なのでしょうか?
やはり大きいのは、今回の冒頭に描かれた「天を割った」ことだと思います!
カイドウと天を割るほどのの衝突を見せたルフィに対し、無限の可能性のようなものを感じているのかもしれません。
ヤマトが空の飛び方に詳しいのは父の影響?
今回ヤマトがモモの助に空の飛び方を教えていましたが、あまりに詳しすぎてちょっと気になったので書いておきます。
まるで自分もできるかのような言い方が少しだけ気になりましたので、「もしかしたらヤマトも空飛べるの?」とも思いました。
ヤマトの能力であれば空を飛べても全く不思議は無いですからね!
ですが恐らく、カイドウが空を飛ぶ様子を散々見てきたので、自分のことのようにわかるということだと思います。
とはいえ小さい頃からカイドウとは不仲だったヤマトですから、そんなに空の飛び方の詳細がわかるほど近くにいたとも思えないのですが…
小さい頃に龍になったお父さんの背中に乗って毎日遊んでいたとかでしたら自然とおぼえていても不思議はないですが、そんなこともないですし…
そこまで気にする必要は無いのかも知れませんが、少しだけ気になるポイントでした!
地上決戦は行わず、鬼ヶ島でカイドウを打ち取る!?
ついに鬼ヶ島が花の都のほぼ上空に来ました。
前回の話でもうっすらと見えておりましたので近いとは思っていたのですが、上から見るとかなり近い、というかもうほぼ真上ですね。
鬼ヶ島の行く末について非常に気になりますが、その中で今回ヤマトからちょっと気になる話がでました。
このままカイドウの思惑通り着陸したとしても
都に多くの犠牲者が出る!!!
最悪なのは万が一カイドウ本人が力尽きた時
”焔雲”は消え
「鬼ヶ島」は地上に叩きつけられる!!!
ヤマト
これまで、ワノ国編の最終決戦は花の都に降り立っての地上戦かと思っていましたが、地上に降り立った時点で甚大な被害が出るということがわかりました。
更に「万が一カイドウ本人が力尽きた時」という話が出たことから、もしかするとルフィはカイドウを鬼ヶ島が空中にいる間に討ち取ってしまうのかも知れません。
そうなると落ちていく鬼ヶ島を止めるのが次のミッションになりますから、それをヤマトとモモの助がクリアするのでしょう。
ルフィはカイドウとの決戦で力尽きておりそのことを知らず、花の都の民ももしかしたら気づかずに終わるのかも知れません。
これこそ、ヤマトがワノ国の”守り神”と呼ばれるのにふさわしいと思います。
鬼ヶ島にある「火薬」とは?
鬼ヶ島が落ちるという話が出た時、ヤマトは「鬼ヶ島には大量の火薬がある」と言っていました。
城ですから当然といえば当然ですが、あまり火薬のようなものを見ていないような気がしたので少し気になりました。
海賊で火薬といえば大砲などが思い浮かびますが、ここはワノ国ということもあり、武器としては比較的刀が多いように思います。
ということは、まだ存在が明かされていない大量の大砲がどこかに眠っているのかも知れません。
もしかするとそれがプルトンだったり……
なんてことは無いと思いますが、わざわざ「火薬」とヤマトが口にしたのが少し気になりました。
過去にもキングのマスクを傷つけた者がいた…?
さあここからは誰しもが気になっているであろう、キングの話です。
まずは1つ目、部下の発言が少し気になりました。
ああ…それキレるんだよなァ
キングさんの素顔…
誰も知らねェもんな…
カイドウの部下
それキレるんだよなァ ということは、過去にも誰かが同じようなことをしてキングが激怒したことが合ったのではないでしょうか?
そしてそんなに重たい感じで言っているわけでもなさそうなことから、もしかしたらクイーンなどの仲間内でふざけて(もしかしたら本気かも知れませんが)行われていたことが合ったのかも知れません。
それでも誰も知らないということは、恐らくはクイーンも知らないということ。
キングの素顔、素性は仲間でも本当に誰も知らないのかも知れません。
キングがルナーリア族であるということと、素顔を見られそうになるのを忌み嫌うこと、なにか関係があるのでしょうか?
もしかするとルナーリア族の素顔には何か秘密があり、素顔を人に見られてはいけない、ルナーリア族は自分にそっくりな人物が別にいるので基本素顔は隠している、などのちょっとぶっ飛んだ可能性もありかも知れません。
キングの素顔とは?
さてお待ちかね、今回の目玉「キングの素顔」についてです。
まさかキングは素顔が明かされると思っていなかっただけに、ノーマークでした。
左目の上くらいしか描かれていませんが、読み取れる特徴としてはこんなところでしょうか。
- 髪は黒ではない
- 眉毛の上にタトゥー?のようなものがある
髪は黒ではない
まず目につくのはやはり髪の毛。
全身漆黒のマスク、スーツを身にまとっているキングですから、髪の毛が黒くなかったのはちょっとしたギャップでした。
漫画だと何色かまではわかりませんが、皆様は何色だと思いますか?
イメージ的には金髪な気がするのですが、意表をついてカラフルな可能性もありそう…
もし緑色だったらゾロとの関係が怪しくなってきますし(99%ないですが)、その他の色でも誰かしらと関係が深い可能性は十分にあります。
色次第では、カイドウの色が水色だと明かされた時並の衝撃があるかも知れませんね!
眉毛の上にタトゥー?のようなものがある
少し分かりづらいですが、眉毛の上にタトゥーのようなものがないでしょうか?
最後の一コマよりは、一つ前のページのゾロに向かって飛びかかっているコマの方がわかりやすいかも知れません。
こんなに少ししか情報を入れられない状態でこのタトゥーをしっかりと書いているということは、このタトゥー自体に何かとても重要な意味や秘密があるのかも知れません。
現時点では何を意味しているかまではわかりませんが、ルナーリア族に関係しているのか、それともキング特有のなにかなのか。
また更に気になるのは「もしかしてキングの素顔って既出のキャラなのでは…?」というところかと思いますが、個人的にはその可能性は低いと思っています。
なんと言っても超希少なルナーリア族ですし、黒い翼はデフォルトで生えているもののようですから、これまでのキャラでそんなキャラはいませんでしたよね。
のでキャラとしては新出になるのかなと思います。
とはいえ「キング」という名前ももちろん本名ではないでしょうから、もしかしたらもしかするんですよねぇ……。
これは非常に悩ましいところです。
いかがでしたでしょうか。
新しい話の度に謎が増えていくので、話が進むどころか逆に謎が増えてしまうのも、ワンピースの面白いところですね。
とはいえ間違いなく物語は終盤に向かっておりますので、いましばらく尾田先生の手の上で踊らされましょう!
また来週もお楽しみに!!