黄泉の国の存在
ワンピースには、二年前にブルックの口から出た”黄泉の国”の言葉。
ブルックは一度死んで、その黄泉の国に訪れましたが、世界で唯一死者が蘇れる能力、ヨミヨミの生き返りで、二度目の人生を始める事が出来ました。その間、50年間孤独だったのですが。
兎も角、管理人が注目したいのは、ワンピースの世界にはきちんと死者の国の概念が、世界で唯一の生きた骸骨、死んで骨だけブルックから明かされたのです。
今回はこの黄泉の国が本編に関わる考察をしていきます。
黄泉の国というインパクト
管理人の中では、ルフィ達はこれまでいろんな国を冒険していますが、やはり一番びっくりしたのが、空島だと思います。
高度1万メートル以上に、人が住んでいるとはやはりインパクト大ですね。
それ故に、空島から地上へ帰った後も、再び遠くなった空島に思いを馳せるほどに当時の麦わらの一味に余韻を残していました。
ところが、次に来た島、ロングリングアイランドに対して、言い放ったサンジとゾロの行動が管理人に考えさせられました。
まず、サンジなのですが、空島に来た当初、浮かれるルフィとウソップとチョッパーを浮かれ過ぎだと言いつつも、靴をそそくさに脱いで自分もダイブするなど浮かれていました。
しかし、これがロングリングアイランドに着くと、サンジは「なんつー味気のない場所だ。」と明らかにテンションが下がっていたのです。空島発見当初とロングリングアイランド発見当初のサンジのテンションに明確な落差を感じられました。
確かにロングリングアイランド自体、今までの島と比べると草原の面積が非常に広く、建物が皆無といっても場所です。ですので、空島の様な超高度1万m、簡単に行けない場所と比べると、何もないだだっ広い草原はテンションが下がるのでしょう。
次にゾロはサンジより分かりにくいのですが、空島でサンジがはしゃいで船を下りた後、最後にゾロが錨を下していました。ゾロが錨を下ろしているのは、一味でも怪力だからです。
次のページぐらいに船から海に向かって落ちるゾロの姿が小さなコマで載っていました。
そのことで、過去のSBSで、オダッチはゾロもなんだかんだ初めて空島に来たことに内心テンションが上がっており、思わずダイブしたとのことでした。
サンジは兎も角、硬派なゾロでも空島は魅力的島だったのです。
ところが、ロングリングアイランド発見当初、ゾロはロングリングアイランドに対して特に感想を抱かず、もくもくと錨を下ろしていたのです。
つまり、空島を訪れていたゾロにとって、ロングリングアイランドは魅力的に移らなかったのです。
因みにルフィ、ウソップ、チョッパーは空島でもロングリングアイランドでも楽しんでいました。
麦わらの一味を注目させる島
そして、時は流れ、麦わらのルフィは、フーシャ村から現在のワノ国まで、多くの島々を訪れており、何年かに一度の新しい島で興奮が薄れていると管理人は思います。
どちらかというと、島にワクワクするというよりも、最終目的地ラフテルに向けて、意識が最終盤に惹かれていると思います。
故に管理人は空島以上のインパクト、生者である自分達では絶対に訪れない黄泉の国に行ってほしいと思います。