リアルタイムで死ぬ四皇キャラになり得る
ビックマムといえば、もしそのナチュラルボーンパワーが無く、甘やかされず、育っていれば、大らかな優しい性格になっていたと思います。
単にパワーがコントロール出来なかった少女は今では、四皇と言われる暴食の女王と化してしまいました。
ワンピースのテーマとしても、環境で後の人格に影響を及ぼすというモノがあり、特に魚人島編では、それが類著で、ホーディの様に自分に直接被害が被ることなく、周囲の恨みを吸収した報復の化け物になりました。
逆に貴族の子サボも、生粋の貴族の子でありながら、両親の庇護から脱し、自由を手にすることを選んだと言えますし、見様によっては、環境を自分で選択し、決定したと言えます。
そして、ビックマムは誰かを疑うような性格ではなく、純粋に人を信じる性根の持ち主でした。
いうなれば、良いか悪いかを教えてくれる大人の元で育ち、少なくとも暴食の女王にならなかったと思います。ただ、暴食に関して言えば、ナミならぬコントロールがないと無理ですが。
さて、そんなビックマムですが、この様に語り尽くされたものと考えられます。
食い煩いとビックマムの寿命
ビックマムはまず寿命に関して言えば、既に無いと考えています。
その理由は、食い煩いです。
この食い煩いはいうなれば、満たされないと暴食のままあらゆるものをなぎ倒し破壊していきます。
この破壊ぶりは、ビックマムが恐れられている一番の理由でしょう。そう、子供の分別が付かない程に認識が著しく低下しています。というか、子供だろうが関係なく攻撃しています。
四皇はいうなれば、世間一般で見れば、コントロール出来る事が出来ない人間。
傍から見れば、我慢できなかった大人になり切れない大人というものだと思います。
特に大人と子供の違いを考えると、ある程度の我慢が出来るという事です。それは我慢をすることで後々出来る事が開け、目の前の利益よりも先の大きな利益を取る事に通ずるからです。
世間一般的に、この目先の利益よりも、先の利益を見据えた人間は成功した人間になります。
そう考えると、ビックマムは力を求める反面、辛抱することが一切出来ないキャラの様に見えます。
カイドウとビックマムの決定的な違い
ここでカイドウとビックマムの違いを確認しますと、互いは強すぎるのですが、カイドウは強敵を認めるという性格があるようです。
実際にカイドウの中で、おでんは自分が二度と越えられない男になり、苦しんでいましたが、ルフィと言う敵に出会い、激昂するよりも喜んでいました。
そう、変な話なのですが、カイドウはルフィを害虫というよりも、自分が倒しても倒されてもいいそんな男だと思っている様なんです。
ところが、ビックマムからすれば、ホールケーキアイランドを滅茶苦茶にした張本人と思っており、始末すべき敵と考えています。
もうお分かりかもしれませんが、主人公ルフィに対して、ある種嫌悪感よりも好感とも取れる感情は生き延びやすいといえるのです。
もし、ビックマムが食い煩いをぶり返した際に、更に致命傷を受ければ、そのままショック死なんてのもありえますからね。