カイドウの役割とは
ワノ国編ラスボスというか、これまでの新世界編始まっての大ボスであるカイドウがこのままフェードアウトするのでしょうか?
今回はカイドウの役割について、改めて考察していきます。
カイドウの役割
カイドウはいわば、強さの頂点の様なものだと考えています。
早い話、カイドウは白ひげやシャンクスやビックマムや黒ひげと比べると、非常に好戦的でした。
なにせ、白ひげが頂上戦争をすることになったとき、一目散に向かっていたのですから。
二年前、もしカイドウが現れていたら、どうなっていたことやらです。
さて、そんなカイドウですが、ワンピース世界に於ける強さの頂点に立っているといえます。
早い話、カイドウが倒れる時、世界は一気に化けの皮が外れるという事です。その理由はカイドウと世界政府の思惑にあります。
カイドウと世界政府の思惑
世界政府はカイドウをある種、強さの広告塔にしていると考えて居ると思います。
実際の話、カイドウがワノ国に君臨するようになり、ワノ国を目指す海賊は少なくなりました。そう考えると、スペード海賊団は自殺行為に等しいでしょう。
海賊から非常に恐れられているカイドウは、ある意味では、世界政府としては都合が良いものでした。
それは、カイドウを上手く距離間を保つことで、ある種の強さのバリケードが出来たのです。
世界政府の目的は、いうなれば、誰も真実にたどり着かず、世界政府の支配に疑わない事を、目の前の強大な敵に怯えて貰う事です。
そう、世界政府は自分達が敵になるよりも、カイドウやビックマムの様に分かりやすい敵がいて貰った方がいいのです。
四皇はある種、一党独裁であり、カイドウやビックマムもいつか寿命で死にますが、世界政府として動いている世界政府は、個人ではなく集合体。ある意味、寿命というモノとは関係がなく、イム様自身が生命体を超越した様に見えます。
カイドウはこのままフェードアウトしない最大の理由
カイドウはいうなれば、ルフィに喧嘩を売られたという認識が本編のあらすじです。
つまり、ルフィがカイドウに喧嘩を売らずに、そのまま海賊王になれたとウソップも想像上で言っています。
ところが、カイドウ本人としてはこれまで、誰かに喧嘩を売られても、喧嘩を買う事はまだしていないといえます。
ここが最大のポイントでして、このカイドウというキャラはある意味では、四皇でありながら、かなり単純な思いで動いています。
そう、死に場所とそれに相応しい強敵です。
カイドウがもし、ワノ国で大敗を喫しても、ルフィを倒す為に復活する可能性も出てきますし、なにより最終盤では、いよいよ世界政府のばけのかわが剥がれるでしょう。
世界政府はいうなれば、ワンピース世界の黒幕を担っているといえます。なにせ、世界を管轄する立場にありながら、人権を無視した動きを黙認しているといえますし、腹の中では市民へ暴力行為も辞しません。
そうなると、表面的に善人ぶる世界政府の方がカイドウよりも質が悪いといえます。
今後、カイドウの扱いは、ルフィに復讐するか、それとも、世界政府に歯向かう代表格になるキャラになりそうです。