サンジが東の海から脱出して 、バラティエで働く前の船に乗船した過去が明らかになった841話「東の海」。
そこから、サンジとプリンの結婚式への流れが加速する展開になってきました。
とはいえ、ルフィのギア4でも新技を繰り広げ、クラッカーをいよいよ追い詰める展開に!
842話「満腹の力」のあらすじ考察をみていきましょう。
新しいヒーローの形についても考察しています。
<ルフィvsクラッカーをアシストするナミ!
悪魔の実力で無限に兵隊の力を生み出すクラッカー!
ルフィがパンクしそうになっていますが、ナミがクリマタクトを駆使することで雨を降らし、
ビスケットを水に濡らすことで機能させません。
(これも、スリラーバーク編にてビッグマムのビブルカードをローラから入手できたおかげです。
仲間のキングバームもクラッカーのいうことを聞かずに、ナミ達をかくまってしまってます)
ナミもそこに便乗し、ホーミーズ(ビッグマムの部下)達に自分をしっかりとガードさせ、天候の卵(ウェザーエッグ)を駆使してルフィを背後から援護します。
「あんたが四皇のなんなのか知らないけど、ルフィは海賊王になる男よ!
つまり食欲にも限界なんてない!」
それを聞いて、驚くルフィ!
「え!ナミ!夜通し食ってて」
と弱音を吐きます。
ホーミーズ達もルフィの胃袋の強さを聞いて、驚きますがたじろぐルフィ。
しかし、おかまいなしのナミ。
レインパークでさらにクッキーの兵士達を雨に濡らして全く機能させません。
そこで、やけになってクッキー兵士を食べ続けるルフィ!
その後の展開はいかに・・・!
着々と進むサンジの結婚式・・・そこに邪魔が入る予感も!?
ブリュレの鏡の世界にて、チョッパーとキャロットの二人が逃げ回ります。
閉じ込められたものの、鏡の世界からホールケーキアイランドに直接出られることに気づいたものの、ブリュレに見つかり鬼ごっこになる展開に!
一方で、ニジにボコボコにされたサンジもレイジュの力によって、顔の腫れが引きます。
サンジがいよいよ結婚式に向かう準備ができているようですが、未だにバラティエでのゼノとの話を思い出します。
サンジが騎士道(女性を大事にする精神)を身につけた経緯が描かれます。
(東の海「バラティエ」での過去編)
ゼノ
「黙れ!女のコックなぞいらねぇ。
おれぁなんでも蹴りでしつけるタチなんだ
女相手じゃそれができねぇ」
サンジ
「なんで!わからねぇ女はけりゃぁいいじゃん!」
ゼノ
「男は女をけっちゃならねぇ!
そんなことは恐竜の時代から決まってんだ!
人間としてならいくらでも間違え!
だが男の道を踏み外した時、てめぇの錦玉を切り落とし俺の首を切る」
サンジ
「なんで!?
ジジイまでも!」
ゼノ
「それが親の落とし前ってもんだ
馬鹿め、俺の嫌いな人間にだけはなるなよ。
さぁ仕事に戻れ・・・」
(過去編終わり)
恐竜時代の流儀だと、諭すレイジュ。
なんのことか全くわかってません(笑)
そして、いよいよホールケーキアイランドに向かうサンジ達。
父親、イチジ、ニジの姿も。
ホールケーキアイランドに入れば、ビッグマムのフィールドになるため、結婚式を止めることはほぼ不可能になると思われます。
果たしてサンジの命運は!?(詳細は考察編にてご紹介してます)
ルフィvsクラッカー戦いよいよ決着へ!
もう食べれないと満腹のルフィですが、着実にクラッカーのビスケット兵も減っていってます。
ルフィも限界にきているように見えるため、クラッカーが腹を突き刺してトドメを刺そうとします。
そこで、満腹の状態でルフィがギア4(フォース)を発動し、新技「タンクマン」満腹バージョンにて、
変身します。
ルフィの体の変化が著しいのが、クラッカーの波動プレッツェルを吸収したことです。
「固いのか?柔らかいのか?」ということを言っていましたが、
武装色の覇気100%というわけではないように見えます。
固かったら、クラッカーの剣の攻撃を受けてしまい、お互いにが吹っ飛んでしまいそうですが、
タンクマンの満腹バージョンではクラッカーを体内に吸収し、その反動を利用して跳ね返します。
後続のクラッカー兵士をナミに水で濡らさないように命じたことで、跳ね返したクラッカーはルフィの腹から飛んでいき、
クラッカー兵士にぶつかりながらもホールケーキアイランドの外にまで飛んでいってしまいます。
ルフィの新技の勝利で、三銃士の一人を倒すことに成功します。
これでサンジ救出にかなり近づいたことになるでしょう!
次号、843話ではいよいよサンジの結婚式に乗り込む展開に・・・!
842話のあらすじ考察!
ルフィが懸賞金8億ベリーのクラッカーを倒したことで、ルフィの海軍本部からの脅威がさらに一層増したことになります。
とはいえ、ナミに助けてもらったり、ホーミーズを味方につけたり、など従来の漫画のヒーローっぽくない他力をつかった展開でした。
ただ、ワンピースだけでなく、今後の漫画のヒーロー像は男性的なゴリゴリのヒーローではなく、
チーム力を駆使したチーム戦のヒーローです。
そこで重要になるのが、ナミのような女性を味方につけることです。
今回の勝因は色々ありますが、ナミがルフィを買い被ったことです。
ナミが「ルフィは海賊王になる男なので、食欲にも限界がない」と言ったことで、
クラッカー兵士を食べるのを諦めていたルフィがやけになってそこから更に食べ始めたことです。
自分の限界を突破できたのも、仲間の応援、特に女性からの援護というのは主人公にとっては必須の展開なのだと思います。
また、ルフィの二つ目の勝因ですが、「満腹の力」の文字通りで限界を迎えた状態で100パーセント力を発揮しようとした点です。
普通は満腹でいたならば、そこからギア4でも最大限の力を発揮できずに、萎縮してしまったりすると思います。
ただ、その限界の状態だからこそ、身体中が「固くも柔らかい」ゴムの性質を発揮でき、
クラッカーの剣を吸収して跳ね返すことができました。
今までのドラゴンボール型のヒーローならば、絶対にこのようなある種弱々しいヒーローは描かれませんでした。
なぜなら、相手の力以上のパワーでねじ伏せるのが格闘漫画の常識だからです。
しかし、そうではなくルフィは
・ナミの応援も受け、
・敵のホーミーズも味方につけ、
・固いのか柔らかいのかよく分からない状態で
・相手の力を利用してチーム力で勝つ
という従来の格闘漫画とは異なる勝ちパターンでした。
この流れはビッグマム戦、カイドウ戦でもこの流れになると思われます。
(そしてその先の黒ひげ戦も・・・)
最終決戦での海軍本部、世界政府、天竜人を巻き込んだ戦争でもDの一族のチーム力戦を発揮した壮絶な戦いが予想できそうです。
女性に応援される主人公の生き方に注目したいです!