955話では、
・日和が昔はオテンバ娘だと発覚も、弱虫でガサツだった様子
・閻魔の恐ろしいまでの力
・すなっちの秘密
・兵力が4200人までに増えても3万人の敵に対抗できるのか?
・流桜を駆使して、黒刀を扱うゾロ
・光月おでんのみ使用できた閻魔と、ゾロの負けず嫌い
・第二部完了でいよいよ火祭り開始!
など、さまざまな展開が一気に進み、
今回で第二部が完了し次回からいよいよ火祭りが開始します。
世界の運命をも揺るがす戦いが繰り広げられます。
955話「閻魔」見ていきます。
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955話「閻魔」ネタバレ考察!
前回までのあらすじはこちら。
⇛954話ネタバレ考察はこちら
日和とモモの助の再会
雪降る中、河松と別れる間際に日和は、
おトコの身を案じつつも皆と合流しない意思を、
河松に明かします。
「“戦”を前に情は禁物…」
「みんなで力を合わせ」
「「ワノ国」をどうか」
「お守りくださいまし!」
そう言っては、雪の上に膝をつき頭を下げる日和に、
河松は驚き顔を上げるよう促しました。
その後、錦えもん達と合流した河松は、
日和の無事と彼女の言葉を伝えます。
対し、そうした日和の無事に感激の声をあげると、
彼女の言葉から日和の成長に驚きの声をあげました。
また錦えもんが、河松が捕まってしまっていたことから、
日和の安否について万が一を考えていたことを告げると、
イヌアラシは日和の居場所と護衛の有無を河松に尋ねます。
すると、これに河松は日和が安全なところに居ることから
心配のないことを告げると、
錦えもんが安堵し号泣するのでした。
日和のことをいつまでも子供扱いするモモの助…
一方、モモの助もこうした錦えもんたちの会話から
日和の無事に安堵しており、それとともに当時の日和を
思い浮かべ懐かしんでいました。
その日和は、今の日和からは想像できないほどの
おてんばで、なんとモモの助へ飛び蹴りをしています。
次いで、モモの助は日和を守ってくれたゾロに礼を言うと、
日和ががさつでありながらも弱く泣き虫であることを口にしました。
ですが、ゾロに現在日和が18歳も年上であり昔と違うことを指摘すると、
モモの助はそのゾロの言葉から18歳の姿で
飛び蹴りをすると想像し、
“それはマズい”
と言います。
その時、ここでサンジが、ゾロたちの会話から
ゾロと一緒に居た美しい女性が日和であることを察すると、
モモの助に媚を売ろうとしゾロに突っ込まれました。
ゾロと「閻魔」の出会い…コウ三郎との縁
すると、そこに飛徹が姿を現し、
“用意ができた”ことを告げれば“本当によいのだな?”
と確認します。
また、河松がこれを了承すると、
菊の丞がルフィに持ち去られ「兎丼」にて
没収された“二代鬼徹”を飛徹に返します。
さらに、ゾロはルフィが鬼徹を持ち去ってしまったことを詫びつつ、
鬼徹が名刀であるという推測が裏付けられたことを察し指摘しました。
そこで飛徹は、自分がワノ国の刀鍛冶であることを改めて告げると、
20年間2人に刀を返納する日を待っていたことを告げます。
「おでん様のかつての愛刀」
「天をも切り落とす「天羽々斬〈あまのはばきり〉」」
「そして地獄の底まで切り伏せる「閻魔」!!」
「いずれも『秋水』と同じ
“大業物21工”
に位列している」
そう、飛徹はおでんから日和とモモの助に
引き継がれた名刀二振りを、
20年間大切に預かっていたのです。
続けて、飛徹は「天羽々斬」をモモの助に差し出し、
どうするか尋ねモモの助がそれを断ると、
ついに「閻魔」がゾロに手渡されます。
それは、ゾロの手にもずしりとくるもので、
静かに受け取るゾロに飛徹は「閻魔」を手なずけられたのは唯一、
光月おでんのみであることを明かしました。
また、飛徹がゾロに木を試し切りをしてみるよう言いゾロが刀を構えると、
錦えもんが“やさしさではっきり言う”と前置きをしつつ、
自分なら貰わないと言います。
直後、木を斬ろうとしたはずのゾロの刀線は、
あろうことか海岸の一角を斬り落してしまい、
そのあまりの出来事にサンジやモモの助またナミが驚きます。
しかし、その驚きも束の間、「閻魔」を握るゾロの腕が
急激に細ってしまい周囲を驚かせますが、
それに動じるゾロではなく眼光を鋭く光らせれば、
怪しげな雰囲気を纏う「閻魔」に意識を集中し、
“返せ”と一言放ちます。
すると、それと同時にゾロの腕は普段通りの
筋骨隆々な姿に戻りますが、ゾロは明らかに疲弊した様子で
息を切らせていました。
対し、飛徹は “持ち主の“流桜”を勝手に放出し、
必要以上に“斬る””という「閻魔」の性質をゾロに伝えた上で、
再度「閻魔」を受け取るか、はたまた別な刀にするか問いかけます。
そのような飛徹の言葉に対し、ゾロは満足げに
「閻魔」を受け取ることを選びました。
「コイツに慣れた時………」
「おれはもっと強くなってるって事だろ?」
このように言うゾロに、
河松は“呆れた男だ”と笑うのでした。
そうして、錦えもん達は「決戦」2日前を迎えます。
「編笠村」では、ロビンが“「百獣海賊団」の兵力が約2万”であり、
また“オロチの行列が約1万”であるという情報を、
錦えもんに伝えます。
また、「火祭り」の日「鬼ヶ島」には
“3万人”の敵がいることになることを付け加えました。
すると、これに酒天丸は“庶民を巻き込まない”
という条件が故に敵に地の利があることや、
それがたとえ屋敷図があっても変わらないことを指摘します。
片や、錦えもんは自分たちが4千人しかいないことを挙げ、
その戦いが厳しく困難なものになることを、
言葉少なに示すのでした。
このような中、「編笠村」以外の各所でも、
「決戦」へ向け着々と動き出していました。
まず、「伊達港」。
そこでは、フランキーが他の人々とともに
船の修繕にあたっています。
また、フランキーは仲間たちに時間がないことを告げては、
10万人集まっても乗れるよう葉っぱをかけます。
対し、そうしたフランキーに作業にあたっている男の1人は
“そんなに来ない”と言いますが、
フランキーは“多くて困らない”と返します。
ですが、それに人々は納得するわけもなく、
“労力がムダだ”としては、何人集まるか賭け始めてしまうのでした。
このようにして、フランキーが「伊達港」で船の修繕をしている頃、
「兎丼」の「囚人採掘場」ではルフィは修業を続けており、
ちょうど“キングコング銃”で鋼鉄の壁を打ち壊していました。
これに、見守っていた人々は驚きの声をあげますがルフィは納得がいっておらず、
ヒョウ五郎もルフィが思うように技を出せていない原因を、
“力みすぎ”だと指摘。
そうした、2人のやり取りに人々はさらに驚くのでした。
編笠村
こうして、ルフィが修練に励んでいる頃、
「編笠村」の竹林ではモモの助が木刀を振りつつ、
“すなっち”を口にしてはならないと
言われたことをゾロに伝えていました。
すると、これにゾロは昔村の老人に習っただけで
自身も言ったことがないことを明かし、
モモの助を驚かせるのでした。
(となれば、この老人=霜月コウ三郎ということでしょう)
また、錦えもんたちのいる「編笠村」の本拠地には、
修業を終えたルフィと共にお玉がチョッパーの背に乗り、やってきます。
次いで、遠くから自分を呼ぶお玉に、
飛徹は驚き心配していたことを告げました。
その時、錦えもんの持つ“スマートタニシ”に、
弥太っぺやお蝶また大マサや網ゴローといった親分たちから着信が入り、
200人もの仲間が追加されたことが知らされたのです。
この驚くべき事実に、錦えもんは声をあげ、
記録している木の板にそれを書きとります。
さらに、ローから連絡がないことを指摘すると、
しのぶはそれを構わないのではないかと返しました。
そうしたしのぶに、チョッパーはローの強さを訴えかけ、
その傍らではお玉が、修業の疲れで爆睡するルフィに
むしろをかけていたのでした。
このような中、「花の都」の「羅刹町牢屋敷」では、
その屋敷が見える建物の陰で忍びが一人、
囚われている“月の印”を持つ人々の救出を断念していました。
それに錦えもんは、捕らわれている人々こそ
強く頼ることができる戦士たちであることを伝えます。
また、牢中に捕らわれている人々も、
“祭りに参加したい”と役人に申し出ることで、
牢からの脱出を図ります。
しかし、役人にそれを拒絶されると、
男たちは心待ちにしていた「決戦」を間近に戦いに
加われないもどかしさに、悔しそうに表情をゆがめるのでした。
オロチに日和の居場所がバレて…希望が見いだせない住民も…いよいよ火祭りへ!
このようにして、各々が「決戦」へ向け準備を進める中、
錦えもんは皆に“スマートタニシ”にて号令を出します。
「皆の者ご苦労であった!!」
「残る時間は移動と準備に使ってくれ」
「約束の港で会おうぞ!!」
こうした「決戦」前最後の指令に、
各地の人々も意気揚々とそれに答えるのでした。
そして、ついに討ち入り前日を迎え、
錦えもんも合流先へ向かうべく、
「編笠村」を後にしようとしていました。
また、皆より先んじて合流先へ
到着しなければいけないとする錦えもんに、
ルフィも自分たちのサニー号が
「編笠村」の海岸にあることを告げ、
錦えもんの身を案じます。
対し、錦えもんはルフィのその言葉に
常に気を張っていることを明かせば、
頼りにしていると返し、港での再会を誓い合うのでした。
はてさて、「ワノ国」にはいくつもの煙突があり、
その下にはさらに多くの恵まれない労働者がいます。
こうした彼らの間にも、康イエの行動が噂を呼んでおり、
彼らは口々に憶測を口にします。
それは、康イエは「赤鞘」を庇ったというものから端を発し、
康イエがイタズラだとした紙も討ち入りの合図だったというものです。
ですが、心折れている者の多い労働者の中でそれを信じる人は少なく、
それらを夢だとすれば20年前に起きた光月の悲劇を思い返します。
続けて、これらを理由にたとえ錦えもんたちが生きていても心が折られており、
2度と立ち上がることはないと諦めていたのでした。
「おれ達は奴隷のままさ…」
そう言って、今日もまた一人、「ワノ国」を陰ながら支える者が倒れ、
これに男が一人駆け寄ります。
「こんな閉ざされた国にゃ助けも来ねェ…!!」
「ましてや誰も……カイドウには歯むかえねェ…!!」
「ワノ国」を陰で支えるそこには、
あきらめの空気が漂っていました。
そうして、希望すらも持つ事の出来ない人々がいる「ワノ国」の竹林を、
7人の侍と一人の忍、そして1人の要人がその歩を進めています。
それはまるで、“冬の霜の様に鳴く枯れた大地を踏みしめる”かのようで、
太陽は真上に座し、きらきらと光輝いていました。
それを雲は、彼らの行く手を阻むかのように覆い隠そうとしますが、
“二十年の時を越え主君の無念を討ち果たさんとする
“亡霊”でなき九人の影”をくっきりと映し出していました。
また、その道中、彼らは康イエとペドロの墓標を建てます。
しかし、それはあくまでも戦いが終わるまでの仮のもので、
お玉とミンク族のワンダも涙を流すのでした。
「小僧……」
「「閻魔」は手になじむのではないか?」
このようにして、錦えもんたち「赤鞘九人男」と
しのぶまたモモの助が「決戦」のため、集合地である「常影港」へ向かう頃、
別な竹林では飛徹が刀を振るうゾロに「閻魔」の感触を問いかけていました。
次いで、それにゾロが声を返すと、
飛徹はゾロが持っている“三代鬼徹”は自分が作った刀であることを明かし、
ゾロを驚かせます。
加えて、それは妖刀と同じく弱い者には扱えないことを告げると、
“和道一文字”と“閻魔”が同じ刀鍛冶、
名工
“霜月コウ三郎”
によって作られたことをつけ加えるのです。
さらに、その霜月コウ三郎が50年以上も前に
「ワノ国」を違法出国したことを挙げれば、
日和が“閻魔”をゾロに託した理由を
“和道一文字”に気が付いたが故だと話します。
その上で、“閻魔”が“黒刀”になっていないことを指摘し、
ゾロ次第で“閻魔”の位列も上がることを示すのでした。
そのような中、そこから離れたところでは目を覚ましたルフィが、
木に向かい“覇気”を纏わせた右腕をつき出しています。
すると、それにより木の幹は激しい音とともにえぐれてしまいましたが、
それは技の完成を意味しており、ルフィは満足げな笑みを浮かべるのでした。
片や、「花の都」の「オロチ城」では、
オロチが“スマートタニシ”にて「兎丼」は無事であるという連絡を受けています。
これに対し、オロチは驚きの意を示し再度聞き返しますが、
その表情はどこか満足気です。
「信用ならねェマネしやがって…」
「―――まあこっちを抑えりゃ充分か」
「“刃武港”から“常影港”に変更……!!」
「光月日和生存……!!北の地か…」
そう言っては、不敵な笑みとともに髪を眺めるオロチ。
その頃、ローは錦えもんたちと別れ一人、その時を待っていました。
そうして、ついにその日がやってきます。
快晴の中、桜舞い散る「花の都」は賑わいを見せ、
将軍行列が通過する声が響き渡っていました。
このような中、国の命運はもちろんのこと世界の命運を持かけた戦いが、
始められようとしています。
「ワノ国」編 第二幕 完
955話完
956話に続く…
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黒ひげが22億ベリーになった真相とその実力について!
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