自由奔放なガープが世界政府に属する理由
ガープと言えば、ルフィが生まれる前から世界を股に、海賊を打倒してきた伝説の海軍の英雄です。
人は彼を英雄ガープと呼び、彼を尊敬している海兵や民衆が多数存在しています。
しかし、今回の考察では、どうしてガープしか世界政府に属しているDの一族がいないという現状についてです。
明らかに規律を逸脱したガープ
そもそも、ガープは英雄と謳われる傍ら、ルフィの元へ捕まえに来ても、結局孫だから捕まえないといい帰ったり、兎も角つかみどころが無い自由奔放な老偉丈夫というのがガープの印象です。
実際にガープの評価は、恐らくロジャーと共にロックスを倒した功績から、ファンから非常に強いと評価されるようになりました。
これは本当に凄い事で、ワンピースの世界ではロックスの存在は明らかに最終盤に意識した核心に迫るキャラです。
そんなキャラを倒したとなると、凄いわけがないのです。
しかし、此処まで来ると、どうしてガープが海兵になったのかが気になるのです。
ガープの幼少時代はやんちゃ盛りの子供で、宝箱を片手に鉄パイプでトラを家来にするほどでした。
恐ろしい程強いのは子供のトキからだったのでしょう。
そして、海兵になったのはルフィと同じくらいの年でしょうか、同時期に入隊したセンゴクおつる、ゼファーとは同門の仲だったようです。
しかし、他の三人は兎も角として、Dの一族であるガープが入隊するのはオーナーである世界政府としても驚いたでしょう。
当然、ガープは自分の祖先が受けた仕打ちを知っていると管理人は考えています。
そう、ここからがガープの規律を破る行動。
天竜人の家来になりたがらないのです。
というか、天竜人をゴミ屑と呼び、非常に嫌悪していると伺えます。
実際にマリージョアで行われた四年に一度のレヴェリー編で、天竜人をゴミ屑と呼び、ステリー王を驚愕させていました。
彼の天竜人嫌いは筋金入りといえます。
世界政府に黙っていられない
実は今の時点でDの一族で海兵なのは、ガープしかいませんが、昔はサウロも中将として課勤務していたのです。
ほんらいであれば、エルバフは凶暴なイメージが先行していますが、サウロは彼等と違い血生臭い奴等とは違うと軽蔑していました。
しかし、彼はロビンを護る為に、憤死してこの世を去ってしまいます。
その理由は本来であれば、忠誠を誓う世界政府へ牙をむいたからにほかならない殻です。
サウロは民間人を海兵が追い回し、挙句の果てはオルビア以外の探検家と考古学者を全員殺害してしまいます。
これにより、サウロは世界政府が徹底的に考古学者を殺す理由に疑問を持ち始めるようになります。
そして、運命の日、サウロは遂にオルビアの話を聞き、彼女一人を選び、軍隊を脱退します。
サウロは弁明の余地もなく、そのまま親友であった青キジに冷凍刑に処されてしまいました。
あの瞬間、Dの一族は絶対に世界政府とは分かり合えないと思いました。