ヒョウ五郎がここで死なす意味

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ヒョウ五郎がここで死ぬ意味

ワノ国の未来は、文字通りこの鬼ヶ島での戦いで大きく決まると言えます。

それもその筈、今戦っているカイドウが倒れ、オロチがこの世から失せれば、ある種、ワノ国全体の悪は全て退治されたと言えます。

実際に、ワノ国を暴れるヤクザ者は、狂死郎一家の男たちで、それ以外にヤクザ者はいないといえます。

いうなれば、傳ジローはこの20年間で、全てのヤクザ者を自分の仲間に引き入れたと言えます。

傳ジローの強さは20年前の時点で、普通のヤクザが束になっても敵わない程に強かったといえます。故にカイドウの強さとルフィの強さが異常です。

さてここで問題なのが、ヒョウ五郎が死んでしまう意味について考えます。

ヒョウ五郎というキャラの役目

ワンピースには老人キャラが沢山出ており、まず彼らに共通しているのは、次世代に何かしらの伝える事にあります。

その中で、ヒョウ五郎はルフィの第二の師匠という立ち位置であり、ルフィが二年前会得出来なかった弾く覇気、流桜会得へ導きました。

つまり、今回の戦闘における最大のキーマンは、ヒョウ五郎といえます。

実際に、ルフィは流桜をモノとしているのは、ヒョウ五郎がルフィが欲しがっていた力を見抜き、鍛えてあげたからに他なりません。ちなみにこの師弟は会ってまだ三週間も経っていません。

いうなれば、ルフィの今の戦いはパンクハザード編終盤でカイドウと戦う事が決定していたので、その戦いのまとめをヒョウ五郎が如何に重大なポジションといえます。

スターウォーズでいうマスターヨーダ、ナルトで言う自来也、ドラゴンボールでいう界王様みたいなものでしょう。実際に、ルークにしろ、ナルトにしろ、孫悟空にしろ、この三者の師匠の導きが基本となり、自分の戦いが決定したといってもいいです。

さて、そんなヒョウ五郎ですが、彼は老兵故に最期の見せ場というモノが与えられています。

ヒョウ五郎の死とワノ国の夜明け

ヒョウ五郎は、この世に未練というものが無いと考えています。

それは、何があっても、自分が先に死ななければならないと誰よりも考えて居るからです。

ここ最近のワンピースは、知らずに殺されたアブサロム、戦いを省略されたカン十郎、オロチは殺されたようにされているなど、死亡者が続発しています。

早い話、敵側の死亡はやけにあっさりで、感傷深いものなどありません。

ここが敵側と味方側の死亡描写の差で、あっさりと死んだ?オロチと誰かに介錯を頼み、死ぬことを受け入れるヒョウ五郎。

なんだか、心に来るものがあります。

管理人としては、ヒョウ五郎というキャラを印象深く思ったのが、赤鞘九人男の雷ゾウが、ヒョウ五郎を気に掛けるシーンで、それまで小さい印象だったヒョウ五郎が、身体をワナワナと震わせて、このまま無念で死んでいたと間に合ってよかったと言っていました。

ヒョウ五郎からすると、二十年の過酷な労働とまともな治療を指してもらえず投獄されたであろう体と食事も団子だけという生き地獄。

この胸に来る言葉があったからこそ、管理人としては、ヒョウ五郎は最期まで諦めなかったこそ、道が開けたキャラと思っています。

恐らくは、彼の生き様は後世の手本になると考えられます。

 

 

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