ローとキッドが同盟を組む

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ローの大人になれ発言

ユースタスキャプテンキッドは、二年後の世界に於いて、アプーとホーキンスと同盟を組もうとしました。

キッドとしては、同盟にあまり積極的ではなく、元々敵同士と一時的な仲間になるのは嫌だったようです。

キッドの性格上、敵は叩き潰すに限ると考えれば、同盟はキッドの考えに真っ向から対立する訳ですから当然といえます。

そして、この同盟は遂に幻の海賊同盟に消えました。

そう、この同盟相手であるアプーはカイドウの手下だったのです。

カイドウが墜落したのは、完全な事故でしたが、アプーとしてはボスであるカイドウに逆らう筈がありません。強さからして逆らえません。

更に、ホーキンスとしても、カイドウとまともに戦うなど自殺行為なので、速攻カイドウの軍門に下ったのです。

かくして、残されたのはキラーとキッドのユースタスキャプテンキッドだけで、キッド達ではどっちみちカイドウに勝てる筈がありませんでした。

カイドウへの攻撃は覇王色を纏った攻撃でないと通じないからです。

この屈辱の敗北と元々カイドウの軍門に下っていたアプーと戦う事無くカイドウの軍門に下ったホーキンスにより、キッドは麦わらの一味がいなければ、一生を兎丼採掘場で過ごしていたといえます。

なので、キッドからすれば、ルフィは直接的な恩人ではないのですが、ルフィ達の活躍により救われたといえます。

そして、キッド達はなんとルフィやローを狙う事無く、カイドウとビックマム相手に共に戦うのでした。

ここで重要なのが、キッドはルフィとローを攻撃していないという事です。

これには、ビックリで、キッドは敵対すると思っていたのですが、どうやら、キッドの中で何かが変わっているのかもしれません。

極めつけは、ローがキッド相手に同盟を組まないかとの提案です。

ローがキッドへ同盟を組もうということ自体が、凄い

まず、ルフィのようなタイプは稀であり、ローとしても、同盟相手であり、友達となった訳ではありませんでした。

ローとしては、ルフィを二年前助けたから、その恩を感じて、同盟を組まないかともちかけたと思います。

そして、ローは基本的に頭が回るタイプであり、当然、誰彼同盟を持ち掛ける訳ではありません。

つまり、同盟を持ち掛ける相手を必ず見定めて、同盟を組んだという事です。

さて、ここでキッドへの同盟ですが、ローからすれば、一番同盟を組まないかと提案したくない相手の筈です。

ローはシャボンディ諸島でキッドとは口喧嘩をしており、二人の仲は険悪ではないですが、ルフィの様な馴れ合いというよりも、敵対者然とした関係でした。

それも当然、会ったこともない敵対海賊です。

しかし、ワノ国での共闘を経て、ローの中で変化があったのです。

共に戦ったことで、同盟を組んでもいいと思う様になった

最大の理由は、キッドは意図せずともルフィとゾロとローと共に共闘をしたという事です。

キッドはルフィより先にカイドウの首を狙うと言っていましが、その間、ルフィ達への攻撃は皆無でした。

あの荒れ狂うキッドが攻撃しないというのは、ローとしても同盟を組めるタイミングだと判断したといえます。

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