期待外れのナンバーズ
今回のワノ国の戦いはある意味、マリンフォード頂上戦争よりも長い間予測されていた戦いでした。
マリンフォード頂上戦争はシャボンディ諸島編後半で、ヒューマンショップの支配人ディスコが元締めであるドフラミンゴに電話し、事態の収拾を付けてくれと頼んだ際の電話でした。
ドフラミンゴはその件を一蹴し、代わりに王下七武海VS白ひげ海賊団の戦いが始まり、自分が召集されると言います。
その会話があって、現実時間で一年以上経って、マリンフォード頂上戦争として実現されました。
いうなれば、戦いが予期されており、その戦いが始まるまでの期待値というのも読者間でありました。
歴代の王下七武海や海軍大将総出、麦わらのルフィと革命軍幹部に過去の敵が一堂に会し、正に当時のワンピースキャラ大集合でした。
白ひげのグラグラの実や不死鳥マルコ、ジョズのブリリアントパンクに氷塊投げ、ミホークの氷塊斬り、青キジのアイスエイジ、赤犬の流星火山、センゴクの大仏化等々、各キャラがワンシーンで大いにその存在感をアップしました。
かくいう管理人もマリンフォード頂上戦争は、正にオールスターで今でもその描写が思い浮かびます。
つまり、良い話というのは何年経っても、色あせないという事です。
さて、上記の話を含めて、何の話かというと、カイドウとの戦いは実に約八年前、ローがカイドウを倒す同盟を持ち掛けたセリフの時点で、ルフィは確実にカイドウと戦う事が決まりました。
それは同時に武闘派であるカイドウ率いる百獣海賊団と戦うという事でした。
いうなれば、カイドウだけでなく、他の幹部連中も凄まじい強さがあるという事で、奴等とのバトルはきっと盛り上がるという事だと思いました。
そして、ワノ国に入り、百獣海賊団の面々が明らかになり、ナンバーズの存在も初めて発覚されました。
そのシルエットはかのオーズを彷彿させる巨大さでした。
こんな連中を倒せるのかと思いきや、ナンバーズの実態は正直期待外れでした。
本当に強すぎる麦わらのルフィ
まず、言っておきたいのは、二年前のルフィは、未来予知、流桜、ギア4バウンドマンやスネイクマンもない状態で、魔人オーズと戦いました。
オーズとの戦いは管理人が個人的にも、巨大な敵に麦わらの一味総出で戦うというとても好きな戦いの一つです。
ゾロの大仏斬りからのサンジのジェンガ砲、サンジのアンチマナーキックコース、ブルックの雷骨剣ガボット・ボンナバン、ナイトメアルフィのゴムゴムのストーム等、大技と仲間と協力しての技の応酬でとても気持ちが良かったと同時に、そこまでしないとオーズを倒せないという事でした。
で、二年後のナンバーズはそのオーズと同じくらいの巨体、つまり40m以上ある古代巨人族の失敗作という事です。
ところが、問題はルフィの強さでした。二年前は苦労したオーズ級の巨体も、なんら問題がない様に、ギア4にならずともエレファントガンで一撃KOで倒したのです。
これには、もうナンバーズは完全にやられ役としか思えませんでした。
八茶だけで、他のナンバーズとの戦いの描写はありません
現在、フランキーはフランキー将軍に乗っており、そのまま八茶に追われています。
この流れで行くと、フランキー将軍でナンバーズと戦うという事になりそうですが、恐らく一週で片が付きそうな感じなのです。
この間のジャックの件といい、カイドウとの戦いは引っ張り過ぎた割には描写が薄く、いまいち面白さが伝わってこず、先週の992話が管理人が個人的に盛り上がった戦闘シーンでした。
正直な話、オダッチが毎週連載出来るようになってもらいたいのが最大の懸念ですね。そうあれば、これ以上戦闘描写が薄くなる事はない筈です。