やはり休載がないと月曜日が嬉しい!
しかしこれも休載があるからこそ、ない週のありがたみが増すというものです。
映画の公開も発表されたことですし、尾田先生にはお体を第一に、我々は楽しみにしていきたいものですね!
さて今回のタイトルは「サンジvs.クイーン」。
なんだか今まで何度も書いてきた文字の並びな気がしますが、あえてここでタイトルにされるからには何かがあるに違いありません。
それでは早速、見ていきましょう!
前回のあらすじ
1033話では、ゾロの覚醒が描かれました。
キングという強敵と戦っていく中で、ゾロの中に眠る覇王色が覚醒したように見える描写もあり、読者からすれば興奮者でしたね!
ぜひゾロの方の続きも、近いうちに描いてほしいものです。
そして今回はその流れで、サンジに焦点が当てられそうです。
ということは、サンジも何か覚醒するのでしょうか……?
ワンピースネタバレ1034話「サンジvs.クイーン」あらすじ
都に迫る鬼ヶ島
場面はまず、左脳塔の遊郭。
そこはサンジとクイーンが戦っている真っ最中ですが、逃げ送れた遊女たちがパニックになっています。
その中に「お染」という遊女が「忠治」を探していました。
お染!!
離れなケガするよっ!!
…だけどまだ……
忠治が見つからなくて…
あのコならきっと無事さ!!
今は自分の身を守りな!!
逃げられるものなら…
この島からも!!
「ワノ国」からも逃げ出さなきゃいけない時なんだよ!!
お染と遊女たち
そんな鬼ヶ島を空中で止めようと奮起している姿があります。
モモの助です。
モモの助は鬼ヶ島を止めるために自らの焔雲を出そうとしていましたが、どうやら何かを掴んだようです。
名案でござる!!
名案でござる!!
拙者も同じ龍ゆえ!!!
つかめだでござる!!
カイドウの焔雲!!
うぬぬぬぬ
押しかえせぬまでも!!
せめて止められれば!!
さいあくの事態はさけられる!!
ぐぬぬ
モモの助
どうやら自分の焔雲を出すのではなく、カイドウの出した焔雲(今鬼ヶ島を飛ばしているもの)を掴み、直接鬼ヶ島を止めようとしているようです。
ジェルマの技を次々繰り出すクイーン
場面変わり、いよいよタイトルの「サンジvsクイーン」の戦い。
連続攻撃を繰り出すクイーンですが、何やらその技は見たことのあるものが多いようです。
”火花”「QUEEN」!!!
え…
目から光線……!?
”起電””QUEEN”!!!
うわああ!!
………!!
クイーンvsサンジ
なんとクイーンの繰り出した技はどれも、イチジやニジなどジェルマの技でした。
サンジも見覚えがあります。
ムハハハハハ!!
わかるか!?
「ジェルマ66」の技だ!!
てめェが変身してその後
見せるつもりだった!!
ジャッジの息子達こそ奴の技術の集大成!!
スーツを着たお前を叩きのめせば
ジャッジのやつに示せた!!
科学者として!!
おれの方が優れていると!!!
なァ!!
”ステルスブラック”!!!
さっきはスッとぼけたがよ
”ジェルマの科学”は!!
全て調査研究済みよ!!!
お前ら兄弟の技は全て再現できる!!
”巻力””QUEEN”!!!
ムハハハハハ~~!!!
クイーン
どうやらクイーンのジャッジに対する執念は思ってた以上に凄まじく、ジェルマのことは全て研究済みのようです。
ステルスブラックの技までも繰り出すクイーン
サンジは一撃を返しますが、続いてクイーンが繰り出したのはなんと(元)サンジの能力「ステルスブラック」です。
突然サンジの目の前からクイーンの姿が消えます。
見せてみろ…どう違うか!!
次はお前の技だ
”ステルスブラック”!!
そんな事までできるのか
クイーンvsサンジ
そう言うと、なんとサンジも姿を消します。
スーツもなしに姿を消したことに驚いているクイーンですが、どうやらこれは高速移動で姿をくらましただけの様子。
つまり、サンジが次に姿を現した時は体力の限界の時ということで、クイーンはチャンスを狙っています。
お染に近づくクイーンと明かされた真実
サンジ、クイーンの二人ともが姿を消した遊郭では、お染の探していた忠治が姿を現します。
それを見て物陰から出てきたお染ですが、なんとお染は今日クイーンの指名を「寝込んでいる」と言って断ったとのこと。
にも関わらず元気な様子のお染を見たクイーンは怒り、お染を痛めつけようとします。
お染!!
あのアマ~
まだ動けたのか
何十回もおれの指名を断りやがって
今日も断られた!!
小紫たん亡き今お前がおれのNo.1なのに!!
今日は頭痛で寝込んでいると聞いたのに
ピンピンしてんのはおかしいよな!!?
さっきの「天罰」じゃまだ足りねェか!?
もう一発くらえ!!
クイーン
その様子を上空から見ていたサンジは、自らの外骨格の発達をパワーアップとして受け入れ、さらにとある真実に気が付きました。
「外骨格」
「筋力」
「移動速度」
それは加算される力だ
「外骨格」に今まで鍛えた「武装色」を重ね…
より強靭なより高温の炎をまとう脚になる!!!
”魔神風(イフリート)””脚(ジャンブ)”!!!
加速も違う!!
重みも違う!!
謎も解けたぞ…!!
お前だったんだろ!!?
クイーン!!!
……人間のクズが!!!
サンジ
少し前の話、サンジが無意識のうちに傷を負わせてしまった(と思われていた)遊女、それが今回登場したお染だったのですが、どうやらその犯人は透明になったクイーンだったようです。
それに気がついたサンジは怒りの攻撃を仕掛けます。
”首肉”!!!
”肩ロース”!!
”肩肉”!!
”肩バラ肉”!!!
”バラ肉”!!!
”腹肉”!!
”尾肉”!!
”モモ肉”!!
”すね肉”!!
飛べゲス野郎
”牛肉バースト”!!!!
サンジ
パワーアップしたサンジの攻撃がクイーンを襲います。
ワンピース1034話の感想&考察
今回の考察ポイントは次のようになっています。
- 忠治は何か重要な意味を持つ?
- モモの助は焔雲をつかんでどうする?
- クイーンはレイジュの技は研究できていない?
- クイーンはなぜステルスブラックを知っていた?
- クイーンの血統因子はどうなっている?
- サンジが人格を失うことはない?
それでは見ていきましょう。
忠治は何か重要な意味を持つ?
今回、最初のコマでいきなり登場することになった「忠治」。
結果的にはその正体はネズミでしたが、ここに来てわざわざ名前付きで登場させたということは、何か重要な意味、役割を持つのでしょうか?
もちろんここだけの登場で終わる可能性もありますが、ここでは敢えてその登場に意味があるとし、どんなパターンがあるのか考えてみます。
①ドラえもん的に、クイーンの絡繰人形を食べて壊してしまう
個人的に直感で思ったのが、ネズミとロボットとくればドラえもんが思い浮かびました。
ドラえもんの場合、ドラえもんの耳をネズミが食べてしまったことでドラえもんはネズミ恐怖症となりました。
本来ネズミがネコを恐れる、という習性を逆手にとった面白さがドラえもんにはありましたが、そのロボット部分だけ残し、もしかしたらクイーンの機械部分のどこかを忠治が食べて壊してしまう、なんていうパターンがあったら面白そうです。
特に今回、忠治はお染になついており、そのお染はクイーンにひどい目に遭わされていました。
サンジがその仇をとってくれるのはもちろんですが、忠治からも一矢報いてくれたらなお嬉しいですよね!
②実はおでんやスキヤキなどにも関わったことがあり、エピソードが明かされる
実は忠治はおでん、もっというとスキヤキの頃から将軍に関わっていたことがあり、後々エピソード内に知れっと登場するなんて言う可能性もありえます。
鬼ヶ島にはメアリーズとしていくつかの絡繰動物達が登場し、その中にはネズミもいました。
彼らが元々は動物だったのか、それともそもそもからくり人形のようなものだったのかはわかりませんが、もし元々動物だった場合、忠治の仲間がメアリーズにされているような展開もあるかも知れません。
そして彼らは古くから城に住み着いており、後におでんやスキヤキの追加エピソードが明かされた際、コマの端っこなどに登場していたら面白いですね!
モモの助は焔雲をつかんでどうする?
今回、モモの助は自身の焔雲で鬼ヶ島を止めるのではなく、カイドウの出した焔雲を掴んで止めようとすることにしました。
個人的にですが、カイドウの焔雲をつかめたところであんなに大きな鬼ヶ島をモモの助一人の力でどうにかできるとは思えないんですよね…
掴んでどこかに運ぶにしろ、止めるにしろ、モモの助一人の力では不足している気がします。
となると、焔雲をつかめるのはモモの助だけですから、その焔雲を引っ張る役として、もしかしたらヤマト、あるいはヤマトが連れたナンバーズ達が現れるのかも知れません。
とはいえ場所は空中。
ヤマトに飛行能力は確認できていませんから、その辺りをどうするのかはまだ不明です。
クイーンはレイジュの技は研究できていない?
クイーンがサンジの兄弟たちの技を使っていましたが、その中でレイジュの”ポイズンピンク”の技は出てきませんでした。
そもそもクイーンもジェルマのことを”兄弟”と表現しており、もしかしたらレイジュの存在は知らないのかも知れません。
そしてこの次のテーマにもつながりますが、クイーンはジェルマの兄弟たちのことを知っていたのではなく、あくまでもその能力を自分の子どもたち(に渡すレイドスーツ)に宿らせるために研究していたことを知っているようです。
となると、もしかするとレイジュの能力についてはジャッジが昔していた研究の中には入っていなかったのではないでしょうか?
MADSに入る前にしていた研究か、あるいはもっと別の場所で得た研究か。
真相は定かではありませんが、少なくとも四つ子の研究とは別でされていたことは、どうやらほぼ間違いなさそうです。
クイーンはなぜステルスブラックを知っていた?
さあそしてステルスブラックの能力です。
もしクイーンが、ジェルマの能力を彼らの存在として知っていたのだとすると、ステルスブラックのレイドスーツはサンジが着るようになるまでおそらく誰も来ていたなかったはずですから、だとするとクイーンはサンジの兄弟達の存在を通してではなく、あくまでも過去にジャッジが研究していた内容として知っているのではないでしょうか。
だとするともしかしたら、クイーンが知っている彼らの能力からさらにアップデートされていたり、クイーンがコピーしきれていない部分があるのかも知れません。
それこそが、サンジがクイーンを倒すポイントになるのではないでしょうか。
クイーンの血統因子はどうなっている?
ジェルマの能力は、血統因子に変化を与えることで得ることができていたはずです。
だとすると、イチジからヨンジまでの能力を使えるようになっているクイーンの体内は、一体どうなっているのでしょうか?
正直これについては”血統因子”のより詳細な情報がわからないとなんとも言えないのですが、おそらくはクイーンが絡繰人間であることがなにか関係しているのかも知れません。
これまで登場した中で他人の血統因子を宿しているのではないか?と思われる人物として私が考えているのが「パシフィスタ」です。
パシフィスタの手から出るレーザーはよく「黄猿のレーザー」と言われていましたが、アレは本当に黄猿のレーザーで、もしかすると黄猿の血統因子の一部を移植することで、使えるようになっているのではないでしょうか?
そして彼らもサイボーグです。
もしかすると、サイボーグであることで他人の血統因子を移植する器になることができるのではないでしょうか?
サンジが人格を失うことはない?
そして今回最後に明かされたのが、お染を傷つけたのがサンジではなかったということです。
これに関してはかなり物議を醸していた内容でしたので、安心した読者も多いのではないでしょうか!?
もちろん、私もその一人です。
「サンジは絶対にそんなことするはずない」読者なら誰しもがそう考えていましたが、とはいえ今のワンピース、なにが起こるかは本当にわかりません。
まして、ゾロと命をかけた約束までしていましたから、もしかしたら今度こそサンジが人格と引き換えに強さを手に入れたのかも…そんなことを思った方も少なくないはずです。
しかし、やはり尾田先生はやってくれました!!
やっぱりサンジはやっておらず、犯人はクイーンでしたね!
しかしその真相が、まさかサンジのステルスブラックの能力を使っていたとは思いもしませんでした…。
しかしこれで、サンジがクイーンを思いっきりぶちのめす展開に持っていくことができそうです。
今回のサンジの攻撃も効いていそうですがまださすがに倒すことはできていないと思いますので、ここからのラストスパートの戦いから目が離せませんね!
いかがでしたでしょうか?
前回はゾロ、今回はサンジに焦点が当てられ、それぞれ大幅はパワーアップを果たしそうです。
そして次回は…休載……。
休載自体は悲しいですが、休載明けはかなり大きく物語が動くこともありますので、皆様心して待ちましょう。
なにより、2021年も残すところあと僅か。
師走の忙しい時期ですが、体調第一に引き続き楽しんでいきましょう!