ゼウスの立場はもうビックマムの場所ではない
どうやら、プロメテウスは兼ねてから、ゼウスに対してあまり良い評価を持っていなかったようです。
ゼウスは皆さんも周知の通り、ビックマムの甘党もといグルメな性質をナポレオン、プロメテウスよりも受け継いだホーミーズといえます。
実際に、ゼウスはたった今ビックマムの命を狙っていた一味のナミの出したウェザーエッグを食べてしまったからです。
普通に考えたら、正に女王であるビックマムの命を狙っていた女の出した卵をいきなり食べるなんていうのは、いくらビックマムのソウルといえど、周りからしたら、全く恥ずべき事態です。
故に、ゼウスは元々ソウルというよりも、ビックマムの命令に従うソウルとしては、あまり宜しくなかったのかもしれません。
むしろ、ゼウスはビックマムの元で暮らすよりも、自分が気に入った者に付いて行く性質があったのかもしれません。
ある意味、ゼウスはビックマムの元から巣立ちたかったのかもしれません。
ゼウスの行動原理
ビックマムはマザーカルメルごと食べた事で、世界で唯一能力者ごと食べて悪魔の実の能力を得た規格外の化け物です。
正にお菓子を求めるグラトニーババアといってもいいでしょう。
故に管理人としては、ソウルはそのソウルの持ち主の性格が影響するなら、能力者本人から生み出されたプロメテウス、ゼウス、ナポレオンはその性格を受け継いでない方が可笑しいといえます。
つまり、ゼウスが食欲に負け、ナミの元に行ったのは、ビックマムのソウルなら仕方ないと考えるべきでしょう。
現にゼウスがナミの元に行ったのは、読者からすると、まさかの展開になったでしょう。
例え、敵陣営で自分のボスの命を狙おうとした女の元に下るなんていうのは、ビックマムのソウルであっても到底許されないでしょう。
なにより、ビックマムがワノ国まで出向いた目的の一つに、ゼウスを取り戻すというのが目的でした。
そして、ゼウスは遂にビックマムのところへ戻ったと思いきや、戦いでローのシャンブルズとキッドのパンクボックスにより、閉じ込められてしまいます。
これにより、ビックマムの落下を受け止めたのがプロメテウスだけになり、ビックマムとしてはもうゼウスを役立たずと吐き捨てるしかなかったのです。
ビックマムと呼ばれながらも、深い愛情が無い
まず、ビックマムという人物は、生まれた時からナチュラルデストロイヤーと呼ばれる程に強く、本当の両親ですら、ビックマムを育てることが無理になってしまいました。
なにせ、ビックマムの食欲は生まれながらのものであり、とても生活にするにはやっていけない程に食費はかさんだでしょう。
その結果、我が子を自分が生きて居ながらも、孤児院に託すしかなかったのです。
そして、マザーカルメルは人攫いが本性であり、最初から売り飛ばす前提で育てていたので、真面な人間に育てる気は一切ありませんでした。
なので、ビックマムは80を超える子供がいながら、母親らしい深い愛情を持てるほどの人格形成ができずにいたのです。ある意味、ゼウスがああなのは偏にビックマムのせいとも言えます。