ゾオン系の古代種はこれで見納めか?
ワノ国は今や佳境に入り、鬼ヶ島の戦いも事実上後半戦に入っています。
ただ気になるのは、ジャックの復活、飛び六砲の健在ぶりですが、チョッパーが良いウィルスで敵をも味方につけることになりました。
その為か、今戦いの波は、麦わらの一味に移っているといえます。
しかし、古代種はこのままこのワノ国編で見納めになるかもしれません。
古代種の勢ぞろい感
まず、極めつけはワノ国に入り、ゾオン系の数がこれまでの敵組織よりも多く、能力者の数も膨大といえます。
その多さはスマイル能力者を合わせると、500人以上いる異常な数といえます。
そして、幹部連中はカイドウを除いて、全員が古代種の能力者、マンモス、プテラノドン、ブラキオサウルス、サーベルタイガー、トリケラトプス等々古代生物のオンパレードです。
その様相はまるで生きた博物館ともいえる連中です。
しかし、なんだか、現在の百獣海賊団の追い込まれブリで、古代生物が絶滅した様に、百獣海賊団にも絶滅の足音が迫っている気がします。
この火祭り当日で、百獣海賊団の立場の落差が恐竜が滅びたように見える
恐竜はかつてその巨体を持って、この地球に存在していた生物でした。ところが、氷河期や隕石、飢饉、ウィルスなどの諸説諸々で、滅んでいきました。
恐竜のパワーは実際に、百獣の王を優に超える巨体差でまず現存する生物では勝ち目がありません。
しかし、今あれ程のパワーを持った百獣海賊団は恐竜が絶滅した様に、いろんな要因で崩壊の一途を辿っています。
まず、一番の原因は、お玉のスマイル能力者を完全に洗脳するキビキビの実の能力でしょう。
兎も角、味方ながらに凶悪といってもいい能力です。
恐らく、このキビキビの実は完全に動物の力を持ったが、最後。キビキビの実を食べればもう寝返る事がない忠誠心100%の家来が誕生してしまいます。
実際に、お玉に協力してくれるスマイル能力者は加速度的に増えており、最早止められない状況になっています。
案外、このキビキビの実が決め手といってもいいでしょう。
なにせ、百獣海賊団と言えど、仲間が大勢離反することは組織としても大ダメージだからです。
敵である以上、お玉も躊躇しませんし、百獣海賊団も立て直す時間すら与えられていません。
更に、今回のチョッパーのウィルス技は、完全にクイーンを見限ったプレジャーズやウェイターズが多く味方に付きました。
これにより、百獣海賊団はギフターズ、ウェイターズ、プレジャーズの大半が離反する状況に陥っています。
悪と言えど、義がいる
百獣海賊団の弱点は、ザコに用が無いというのが身内に出てはいけないでしょう。
実際にクイーンはまさか部下が助かり、あまつさえ裏切るとは思わなかった筈です。
どうせ死ぬからな、クイーンもそれまで積もっていた本音を出したのでしょう。
奴は部下に突っ込まれる程に、和気あいあいとしていましたが、結局のところ、部下を内心馬鹿にしていたという事です。
悪の組織と言えど、身内に優しくしていないと、滅びるという事ですね。