かなりたくさんの情報が詰まっていた今週号のワンピース。
ワンピースには伏線を散りばめる回と、伏線を回収する回がありますが、今回はかなりの数の伏線が回収されかけている様子!
非常に考察のしがいがある回ですので、皆様もぜひ考えてみてくださいね!
早速見ていきましょう!
前回のあらすじ
1022話では、マルコがキングの種族についてヒントとなる話をしていました。
これに関する考察も色々出ていましたね!
今回はこの情報に関するアップデートもありました。
また最終コマではついにゾロが復活し、海賊王の”両翼”となるゾロ、サンジが大看板に挑んでいきました!
今回はこのあたりの描写がメインになりますが、一体どのような展開が待っているのでしょう!?
このあたりも予想しながら見てみてくださいね!
ワンピースネタバレ1023話「瓜二つ」あらすじ
両翼の戦い
ゾロが復活したことにより、ゾロ、サンジの両翼と大看板のキング、クイーンとの戦いが繰り広げられています。
この最高峰の戦いを前に、カイドウの部下は加勢のために手を出そうとしますが、ヒョウ五郎率いる親分達、並びに河松達がそれをさせません。
彼らは敵に邪魔をさせないようにすると同時に、自分達もこの戦いに水を差すようなことはしないようにと言い聞かせています。
そうだ河松…!!
おい親分衆!!
この決闘に加勢しようなんて思うんじゃねェぜ!!
ヒョウ五郎親分!!!
ーしかし敵は「大看板」!!
敵も味方も全員あの戦いに近づけるな………!!
見ろ……!!
邪魔だけァしてくれるなって顔に書いてあらァ!!
ヒョウ五郎&親分達
マルコが思い出す白ひげの話
そんな2人と大看板の戦いをみながら、マルコは昔に白ひげから聞いた言葉を思い出していました。
”赤い土の大陸”の上はマリージョアだろうよい
いやあそのずっと昔だ…
あの上には「神の国」があったらしいぜ……!!
ガラにもねェ話すんなよオヤジィ
グララララ…!!
マルコ&白ひげ
思い出しながら少し嬉しそうにしているマルコですが、敵の襲撃を全く気にしていなかったためイゾウに救出されます。
何ぼーっとしてる!!
戦場だぞ
へへ…!!
お前の助けを待ってた
イゾウお前…
神を信じるか?
………!!
酔った時の「オヤジ」かよ!!
イゾウ&マルコ
どうやら白ひげは酔うと、よく神の話をしていたようですね。
サンジvsクイーン サンジの体の違和感
両翼vs大看板戦、まずはサンジvsクイーンの戦いが描かれます。
クイーンのレーザーを避けたときに何やらうめき声をあげるサンジにゾロが気付きました。
どうしたお前
ーいやさっき2度目のレイドスーツを着たあたりから…
体がちょっと…
ーオイ
足引っ張んじゃねェぞ?
悪いとは言ってねェだろ
「変」なんだ
マユゲが?
「体が」っつったよな!!?
ゾロ&サンジ
クイーンの攻撃を止めたサンジを見て、クイーンはジャッジの子供達が全員サイボーグであったことを思い出しています。
”悪魔風脚”により燃え上がっているサンジの足を見て、その足がサイボーグかと聞いています。
ムハハ〜〜!!
ジャッジのせがれ!!
お前ら子供全員「改造人間」なんだってなァ!!
イカレてんぜあの野郎!!
その燃える足が機械か!!?
残念ながらおれだけは「人間」でやらして貰ってんだ!!!
人が燃えるか!?
バカ野郎ォ!!
”ルナーリア族”じゃあるめェし!!!
クイーンvsサンジ
クイーンの言葉にキングは睨みを効かせています。
ゾロvsキング 明らかになりかけるゾロのルーツ
そんなキングに対してゾロが攻撃を仕掛けていきます。
キングは刀を抜いて戦っていますが、刃の根本がギザギザしており、斬りかかったゾロの2本の刀がそこに挟まれて持っていかれてしまいました。
その隙に拳から棘を出してゾロに殴りかかるも、ゾロは口に咥えた和道一文字でなんとか回避します。
成程……
殺戮マシーン………!!
戦いに流派や型が必要か?
ああ確かに……!!
剣士と名乗られちゃいねェな
好きにしな!!
おれも決着の時には!
お前のノド笛食いちぎってるかも知れねェ
負けるわけにはいかねェのよ…!!!
ゾロvsキング
そんなゾロの様子を見ていた河松、ヒョウ五郎は、とある話を始めます。
ヒョウ五郎親分…
拙者日和様があの男に
「閻魔」を譲ると言った時…!!
止めきれぬ理由がござった…!!
ああわかる……
海外から来た海賊の筈だが……
不思議だな…
奴は…
若き日の「鈴後」の大名霜月牛丸にウリ二つ…!!
さよう!
剣の所作までもです!!
牛丸様は”刀神”霜月リューマの子孫にして大剣豪!!
奴が”秋水”をワノ国に返した事さえ運命に感じます…!!
「リューマ」が隻眼の
侍であったことも含め……!!!
河松&ヒョウ五郎
ゾロのルーツにつながるかも知れない情報がついに語られ始めようとしています。
戦況が変わり始める赤鞘達の戦い
場面変わって、赤鞘vs幹部陣の戦い。
まずは宝物殿二階のイヌアラシvsジャックです。
マンモスになって戦うジャックに対して通常の姿で戦うイヌアラシは既に満身創痍に見えます。
しかしジャックを外に投げ捨てステージを移すことで、天井に空いている穴から満月を望み”月の獅子化”します。
ここからがイヌアラシの最後の戦いになりそうです。
千年続いた都市が滅びようとも!!
辿り着かねばならなかったのがこの決戦!!!
ー誰が死のうとこの戦いに勝つ事で!!
世界に”夜明け”はやって来る!!!
イヌアラシ
続いてはネコマムシvsペドロ。
ドクロドームの外まで吹っ飛ばされたペドロの元に近寄るネコマムシは、満月により”月の獅子化”しています。
ネコマムシもここからが最後の戦いになりそうです。
ペドロがおらにゃあルフィ達はここへ来れんかった!!
この”討ち入り”は失敗しちょったろう!!
満月がキレイぜよ
ペドロよう見ちょれ
酒でも飲みもってにゃあ
けんどのうベロ男!!
ゆガラの見る月は
今宵限りぜよ!!
ネコマムシ
続いては雷ゾウvs福ロクジュ。
モモの助に仕える雷ゾウを笑う福ロクジュに対し、雷ゾウが思いを語ります。
ハハハおでん亡き今は……!!
ガキに仕える貴様ら”亡霊”も滑稽なものだ!!!
黙れ若さを笑うな!!!
我々ごときが”侍”になれた様に!!
人は必ず成長する!!
モモの助様の成長は「ワノ国」が見守る!!
だから!!
貴様らには奪わせん!!!
福ロクジュvs雷ゾウ
赤鞘達それぞれの熱い思いが、オロチ、カイドウの汚い思いとぶつかります。
28歳のモモの助
場面変わって常影港。
そこには巨大な龍の姿があり「なぜここにカイドウが?」とびびっている様子のモブ達ですが、その姿はカイドウにそっくりんなものの少し違う様です。
龍と向き合ったルフィはパンクハザードでモモの助が龍になったことを思い出しています。
モモか
いかにも!!
ルフィ&モモの助
なんと巨大な龍はモモの助でした。
モモの助をこの姿にした張本人のしのぶにより、これは28歳の姿だと明かされました。
そして28歳になったモモの助を見たしのぶは、何やら泣いています。
モモの助様
そのお姿!!
まるで……!!
しのぶ
ルフィはモモの助が大人になったことを特に気にする様子もなく、早速鬼ヶ島へ戻ろうとします。
行くぞモモ!!
「ワノ国」取り返しに!!!
おう!!!
ルフィ&モモの助
次号表紙&巻頭カラーということで、早速モモの助の龍の姿がカラーで描かれそうです!
ワンピース1023話の感想&考察
今回の考察ポイントは次のようになっています。
- 「神の国」と「ルナーリア族」の繋がりについて
- サンジの体の異変とは?
- 「改造人間」と「絡繰人間」の書き分け
- ゾロが「ノド笛食いちぎる」発言の真意…ゾロは獣化する?
- ゾロのルーツについて
- 今回の話に潜んでいた”瓜二つ”
「神の国」と「ルナーリア族」の繋がりについて
謎だらけだった今回の話の中でも、新たな情報として最も気になった方が多いのがこちらなのではないでしょうか?
はっきりと紹介されたわけではありませんので、ちょっと整理しながら見ていきましょう。
はるか昔、赤い土の大陸には神の国があった
まずはマルコが回想していた白ひげの言葉から、赤い土の大陸にはマリージョアができるもっと昔、「神の国」があったということが明らかになりましたね。
そしてこれは前回のマルコの発言と繋がってきます。
聞いた事あるぞ…
昔々……
赤い壁のその上に……
”発火”する種族が住んでいました……
マルコ 1022話「花形登場」より
これはキングに向けての発言でしたから、キングがこの種族である可能性はほぼ確定でいいと思います。
つまり、キングは発火する種族で、この種族ははるか昔には赤い土の大陸にあった「神の国」に住んでいた ということですね。
燃える人間=ルナーリア族?
話変わりまして、今度はクイーンの発言に注目。
人が燃えるか!?
バカ野郎ォ!!
”ルナーリア族”じゃあるめェし!!!
クイーン
これは足から火を出しているサンジに向かっての発言でしたが、そのまま受け取れば「ルナーリア族=燃える種族」ということになりますよね。
キングはルナーリア族?
上の二つの話がつながると、キング=はるか昔に「神の国」に住んでいた”発火する種族”=ルナーリア族 ということで確定なのではないでしょうか。
クイーンの発言の後に、キングがクイーンを睨んでいる様に見えるのもその関係だと思います。
ルナーリア族って何?
さてここまではいいとして、では問題は「ルナーリア族って何?」ということです。
個人的には、「神の国には”月の民”と”太陽の民”が住んでいて、ルナーリア族は太陽の民である」と考えています!
まず赤い土の大陸が非常に高い場所にあるということから、太鼓の昔に青い星にやってきた月の民が空島に降り立ち、そこから空島に残った民と青海に降りた民のうち、青海に降りた民が辿り着いたのがこの赤い土の大陸の上なのではないか?と考えています。
「ルナーリア族」の”ルナ”が月を意味するラテン語ですから、もしかしたらルナーリア族は月の民の事で、キングもその種族なのかもと考えました。
しかし月の民が発火するという因果関係がどうも生まれなかったため、ルナーリア族は月に関わりがあり発火しそうな種族ということで”太陽の民”という可能性を考えました。
月の民には元々白い翼が生えていましたから、それに対する太陽の民に黒い翼が生えていたとすれば、キングの翼にも納得です。
問題は「月の民は仲間っぽいが、太陽の民はどうも敵っぽい」というところなのですが・・・
ここについてはまだ不明です。
が、彼らが揃ってマリージョアから追い出されているということは、もしかしたら太陽の民も元々は政府に反対するようないい人たちだったのかも知れません。
サンジの体の異変とは?
今回、サンジの体に関する異変が描かれました。
「ギシ」という音を立てており、サンジ本人も「悪いのではなく変」なのだと言っています。
その異変は2度目のレイドスーツを着たあたりからやってきたとのことです。
そしてその後のクイーンの「ジャッジの子供は全員改造人間」発言です。
もしかしたらですが、サンジの体はどんどん改造人間化してきているのではないでしょうか?
原因があるとすれば、恐らくレイドスーツでしょう。
レイドスーツは元々ジェルマの人間が着るために作られているため、着ていくうちに体がスーツに順応してどんどん強くなっていくような仕組みが組み込まれている可能性もあります。
いずれにしても、サンジの異変がこの後の戦闘に影響を及ぼすのかどうなのか、ちょっと注目してあげるといいでしょう!
「改造人間」と「絡繰人間」の書き分け
これは個人的にちょっと気になっただけなのですが、クイーンの発言の中に出てくる”サイボーグ”という言葉が、「改造人間」と「絡繰人間」ではっきりとかき分けられているんですよね。
- 改造人間…ジェルマはジャッジによって作られた「改造人間」
- 絡繰人間…クイーン自身が、ベガパンクにも作れない「絡繰人間」
違いがわかると言えばわかる様な気もするのですが、はっきりと「これです!」と言える様なものが思い浮かばない筆者です。
元が人間なのかどうか?とかですかね・・・。
またしれっと出てきた「ベガパンクにも作れない」という発言も気になります。
ベガパンクも過去に絡繰人間を作ろうとしていたのでしょうか?
パシフィスタのことなのか、それとも別の何か…?
クイーンの発言にはまだまだ新しい情報がしれっと出てきそうな予感がするので、要注目ですね。
ゾロが「ノド笛食いちぎる」発言の真意…ゾロは獣化する?
この発言について、どう思いましたか?
「たとえ刀を使えない様な状態になっても意地でも倒す」というゾロの執念の現れだとは思いますが、今のゾロがミンク族の秘薬を飲んで一時的に回復しているだけの状態だということを忘れてはいけません。
そしてその薬には、使った後に何倍もの苦しみがやって来るとも言われています。
この副作用の内容がまだ明かされていないことから、もしかしたらゾロはキングを倒した後、あるいは追い詰めた時に薬の副作用が発動し、獣のようになってしまうのではないでしょうか?
ミンク族の薬ということで”獣化”の可能性が高そうなのと、もしかしたら強制的に”月の獅子化”してしまうのかも知れません。
”月の獅子”は非常に強力ですが、寿命を削ってしまうという圧倒的な副作用も込められています。
それこそ月の獅子化したゾロが最終的にはキングのノドに噛み付いて倒したら面白そうですが、ワノ国編はゾロの剣士としての成長も大きなテーマでしょうから、この可能性は低そうです。
「獣になりそうになってしまうが、気合いで理性を取り戻して刀で勝つ」と言った様な展開が自然かと思います。
あくまでも妄想程度にお楽しみください。
ゾロのルーツについて
さあそして非常に痺れる情報がありましたね!
牛丸とゾロのシルエットが似ていること、またリューマが霜月姓であることから、牛丸の先祖である可能性が高そうなことは以前から言われていましたが、今回それがほぼ確定となりました!!
「ゾロは牛丸の子孫(子?)であり、リューマの子孫である」
さらにはリューマが隻眼であったことも明かされました。
このタイミングでリューマについて描かれたこともアツい展開ですが、個人的には牛丸も気になります。
牛丸はかつての大名達の中でもかなり情報少なめな気がするので、これからゾロ関連でどこかで出てくると嬉しいです。
ゾロの出身は東の海ですから、もしかしたら霜月コウ三郎と一緒に、牛丸も東の海に来ていたのでしょうか?
今回の話に潜んでいた”瓜二つ”
最後に、今回のタイトル”瓜二つ”が今回の話の中にいくつか隠されていたので、おさらいしておきたいと思います。
①ゾロと牛丸
作中でもはっきりと”瓜二つ”と描かれたのはここでした。
ゾロと牛丸の姿が瓜二つということで、ゾロのルーツが確定しそうになっているシーンですね。
”似ている”ではなく”瓜二つ”とまで言っているのですから、よっぽどそっくりなのでしょう。
今回のキーにもなるような、非常に重要な”瓜二つ”でした。
②モモの助(龍)とカイドウ
28歳になった上で龍になったモモの助を、ハートの海賊団の面々やカリブーがカイドウと間違えるシーンがありました。
これも彼らにとっては”瓜二つ”だったのでしょう。
ですが恐らくはカイドウが水色の竜なのに対し、モモの助はピンクの龍です。
彼らはその事実を知らなかったため、「龍=カイドウ」という先入観で勘違いしたので、そこまで瓜二つではないのかも知れません。
とはいえ、思っていた以上にモモの助が大きくなっていて、ちょっと怖く感じた読者もいたのでは・・・?
③モモの助(人)と???
そのモモの助を28歳にした時に、しのぶがその姿を見て涙していました。
モモの助様
そのお姿!!
まるで……!!
しのぶ
どんな姿かは後ろ姿のシルエットでしかわかりませんが、十中八九これはおでんの事ではないでしょうか?
おでんは亡くなった時39歳でしたから、28歳といえばちょうど若き日のおでん、全盛期といってもいいでしょう。
そんなおでんを、自身も心から尊敬していたしのぶがそんなモモの助を見たら、涙してしまうのも頷けます。
まだ人間の姿が描かれるのはもう少し先なのかも知れませんが、次号は表紙&巻頭カラーということで、一足先に龍バージョンのフルカラーイラストが見られそうです!
いかがでしたでしょうか。
何度も書いていますが、次号のワンピースは表紙&フルカラーということで、毎週激アツな展開の中でも特に激アツ回になること間違いなしです。
また今回は他にも考察要素が盛り沢山でしたので、他の記事でも気になる点については考察していこうと思います!
皆様の意見もぜひコメント欄で教えてくださいね!