ワンピース第一話から登場し、処刑された海賊王ゴールドロジャーは近年その経歴や人物像が明らかになっています。
それが39年前のロックス海賊団対ガープとロジャーの戦いで、今は存在しないゴッドバレー事件という事件です。
その戦いはこのゴッドバレー事件を話したセンゴク曰く、ロックスはロジャー最大にして最強の宿敵だったといいます。
管理人としては、ロジャーと白ひげは殺し合いをする仲ですが、その後はそのままプレゼント交換となり、不治の病の為、船を下りたロジャーが一人で白ひげを尋ねる等の大変奇妙ですが、互いの強さを認めており、明確にライバルといった様に見受けられます。
しかし、ロックスとの関係は恐らく白ひげの様なライバルというよりも、明確な敵であったと思います。
その根拠はロジャーの自由な生き方とロックスの破壊的な考え方が対立しているからです。
海賊は自由でやってなんぼだが、ロックスは破壊的な生き方しかしない
ロジャーは仲間の悪口を言われたからと言って、王国の軍隊を滅ぼしたという話があります。故に敵対者からしたら、ロジャーは最悪の人間であり、これは息子であるエースの幼少期に暗い影を落とす原因になっています。
ところが、レイリーやギャバン、シャンクス、バギー、クロッカス、おでん等のクルーからの信頼は絶大で、海賊以外にも、ガンフォール、トム、ネプチューン王等にも友達の様に親しまれていました。
要するに、ロジャーという男は直に接してみれば、これが中々悪くない人物だと判断されるようです。
早い話、支配に一ミリも興味がない好き勝手生きられる男のようです。
逆にロックスはセンゴクの話でしかまだ分かりませんが、ロックス海賊団は非常に仲が悪く、血と暴力が蔓延っていたようです。
そして、ロックスは世界を敵に回すテロリストとして何度も王国を滅ぼす程に大変危険な人物で、ロックス海賊団は当時世界最強にして最悪の海賊団として全世界にその悪業が広まっていたのです。
そう、考えると支配ではなく自由な生き方に海賊としての意味を見出すロジャーと全世界を敵に回してテロ行為に及ぶロックスは相いれないといえます。
一番ポイントはロジャーとロックスはゴッドバレーで初対面というわけではない可能性
この考察で一番のポイントは、ロジャーとロックスがゴッドバレーで初対面ではなく、幾度と戦いあったのではないかという事です。
何故なら、ゴッドバレー事件を若き海兵達へ伝えたセンゴクは客観的ですが、ロジャーとロックスがゴッドバレーで初めて戦ったような事を伝えてないからです。
つまり、ゴッドバレー以前から、二人の強者は因縁があったのではないでしょうか?
ロジャーはもしかすると、ロックスから勧誘を受けていた?
さらに言えば、ロジャーはロックスから勧誘を受けていたかもしれないのです。どうしてかというと、金獅子のシキの存在です。
シキは映画のキャラですが、本編ではインペルダウンの史上初の脱獄囚であり、そしてロックス海賊団のメンバーであった事が明らかになりました。更には、白ひげ、金獅子、ロジャー、ビックマムと四皇の立ち位置でもありました。
そして、シキはロジャーの強さとエンドウォーの戦いで戦う前に、世界を獲るための計画に乗るように命令をかけていました。
ロックス海賊団のメンバーがスカウト掛けているのであれば、ロックス自身も若きロジャーにスカウトを掛けていたのも想像に難くありません。