麦わらの一味

カン十郎はこのまま死ぬのか?

あの日から、心が死んだ男カン十郎

カン十郎の裏切りは元をたどれば、正義マンの仕業でした。

確かに黒炭家の糞爺がそもそも元凶ですが、それにより、一族郎党を殺す様に動くのはワノ国の悪い習慣といえます。

いうなれば、閉鎖的な国なので、交流が無い以上はその国で一生を終えないといけません。

なので、黒炭家が殺しを企てたなら、自分達が狙われるまたは短絡的に黒炭家は悪人と思い込み、周りも同調して殺害に至ったのでしょう。

ワノ国がモデルの日本もこの同調圧力が非常に高い民族なので、よく分かります。

さて、問題はこのカン十郎が絶望を味わってしまったという事です。

カン十郎からすれば、劇の世界が全てであり、両親が殺された以上、彼は現実で生きる術がありません。

実質、ワンピースの世界では両親を失うという事は、自分だけで生きないといけない訳なので、カン十郎としては自分の代わりに復讐をしてくれた黒炭家に恩を感じ、そして、両親を目の前で殺された以上、ワノ国そのものを憎まざるおえなかったのでしょう。

だからこそ、カン十郎は裏切りに殉じれたのです。

全ての交流が虚しい

故にカン十郎は一度も心が生き返ることなく、黒炭カン十郎としてではなく、夕立カン十郎。赤鞘九人男の一人として生きてきたのでしょう。しかしそれは役に徹することが、唯一の生きる事が出来る方法に過ぎませんでした。

カイドウ程でないにしても、カン十郎もまたこの世に未練が無く、死ぬことに遠慮が無い男。それが真実のカン十郎といえるのでしょう。

故に、カン十郎が見せた笑顔と涙と怒りは全てが演技に過ぎず、赤鞘九人男としての交流、おでんの存在も奴の心を癒すことは出来なかったのです。

何故なら、既に心が死んでいるから、誰にも蘇生出来ないという事なのです。

死ぬことを求めたカン十郎

カン十郎程、救いようがもうこの世に存在しない男はそういないと思います。

こればかりは正直管理人としては、この世にカン十郎を救う事はできないと思うのです。何故なら、カン十郎が殺された両親はあくまで黒炭家の名を持つ劇団一家に過ぎなかったのです。

つまり、オロチの祖父の国乗っ取りに一切関わっていないのに殺されたという無実無根の被害者なのです。

もし、非道な親なら兎も角、国中を劇で楽しませた劇団一家を殺すのは本当に許せない事です。

いうなれば、カン十郎の両親はこのワノ国の総意により、殺されたといっても差し支えないのです。

だからこそ、カン十郎は光月家を裏切っても、心を痛めることなど無かったのです。

つまり、カン十郎は本人の死にたいという言葉通り、死ななければ救われない男なのです。

最近、僕のヒーローアカデミアでグラントリノが殺しが人の救いになることもあるといっていました。

決して殺しが悪いのではなく、殺される事で救われる人間もいるのが事実。

恐らく、錦えもんとしては、カン十郎を許せない反面、彼の生い立ちを知れば、必ず殺さざる負えないでしょう。

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