麦わらサイドとカイドウサイドの幹部同士の戦いが繰り広げられているワノ国編。
前回1020話では、ロビンvsブラックマリアの戦いに焦点が当てられました。
ロビンの発言にしびれたファンも多いのではないでしょうか。
今回も引き続き、ロビン、ブルックの戦いが描かれそうです。
前回のあらすじ
1020話では、ブラックマリアと対峙するロビン、ブルックが中心に描かれました。
ブラックマリアの部下は「幻夢」という幻想を見せていましたが、経験豊富な大人組のロビン、ブルックには通用していませんでしたね。
そしてロビンとブラックマリアの一騎打ちに戦闘は移りました。
またそれとは別に、ヤマトの能力が明かされたことでも大盛りあがりを見せましたね。
今回はそのいずれかの話に進展が見られるのでしょうか、それともまた別の場面が描かれるのでしょうか。
ワンピースネタバレ1021話「デモニオ」あらすじ
”巨大化”ロビンvsブラックマリア
1020話で解禁されたロビンの新技「巨人咲き(ヒガンテフルール)」により、ブラックマリアと同じくらいのサイズになったロビン。
巨大な美女が相対し、今にも肉弾戦が始まりそうな予感です。
随分大きくなれるじゃないか
体力を消耗しそうね…♡
心配無用よ
ハァ…ハァ
すぐに決着はつく…!!
ブラックマリアvsロビン
ロビンは巨大化しての新技「海竜花(シーサーペント)」により手が無数に増え、ブラックマリアの巨体を捕らえようとしますが、ブラックマリアもそう簡単には捕まりません。
武器”輪入道”でロビンの巨大な手を切ると、ロビンの本体からも血が出ています。
本体にもダメージはいくのよね!!
ーなら標的が大きいだけ楽っ!!
手の数も大きさも……!!
ブラックマリア
さすがに飛び六胞の一角、一筋縄ではいかないどころかロビンが押されています。
ブラックマリアの連続攻撃
ロビンの巨大化を一瞬で見切ったブラックマリアは、今度は攻撃を仕掛けに出ます。
”マリアネット”でロビンの手に粘着性の糸を付着させ、”お静マリア”でその糸を引っ張って身動きを取れなくします。
さらに手にメリケンサックを装着し、”花魁ナックル”で身動きのとれないロビンの顔をタコ殴りにしていきます。
たまらず退散しようとしたロビンの前に”行き止マリア”でネットの行き止まりを作り、逃しもしません。
さらにはその可燃性の糸に向かって火をつけ、”炎上マリア(あたたまりあ)”で完全にロビンの行き場を奪います。
「巨人咲き」を解除した生身のロビンはブラックマリアのネットに捕まり、再びタコ殴りにされてしまいます。
すぐに勝負はつくんじゃなかった!?
みっともない”黒足のサンジ”の失態をかばって…!!
お前さんが負けたら結果2人共ただのバカだよね!?
咲いてごらんよ!!
この火の海に!!
火の中に花は咲けたかしら?
ウフフ♡
ガシャドクロにまた消火してもらう!?
ブラックマリア
このやり取りを聞いていたブルックはというと、なんと落ち着いてブラックマリアの身を案じていました。
ーバカな言葉が聞こえてきましたね…
ブラックマリアさん
私がもしあなたなら…
そこから逃げますかね……!!
ヨホホホ
ブルック
読者の心配はよそに、まだ大人組には余裕がありそうです。
思い出す革命軍での修行
何ができるんだい!?
”悪魔の子”!!
さっき言った通りだろ!?
お前さんは
仲間たちのお荷物!!
世界の大物達に求められるのはその”脳”!!
手も足もいらない!!
人格もいらない!!
行きてりゃいいただの道具さ!!
ブラックマリア
まだ余裕がありそうとは言いつつも、生身の状態でタコ殴りにされるロビン。
その胸中では、2年間の間に革命軍で修行したときの記憶が蘇ってきているようです。
ロビンに対し攻撃を教えようとするコアラ、サボ。
しかしロビンの現在の関節技でも十分強いというハック。
そんな3人の様子を見て、”手のひら”での攻撃を教わることを決意したロビン。
どうやら”巨大樹(ヒガンテスコマーノ)”は革命軍で習った”掌底”での攻撃が応用されていたようです。
そしてただの掌底ではなく、ロビンはさらなるとっておき「魚人空手」を習っていました。
”千紫万紅(ミル・フルール)”「魚人空手」
”花葱(ギガンチウム)”!!!
ロビン
サボに習ったと思われる”核をつく”攻撃で天井を破壊し、瓦礫でブラックマリアの火を消しました。
繰り出された”悪魔咲き(デモニオフルール)”
火が消えた隙にロビンが再び巨大化しますが、その姿は先程とは違いまるで悪魔のようです。
”悪魔咲き(デモニオフルール)”!!
……悪魔!?
悪魔にだってなるわ
本当に必要としてくれる人たちがいるから……!!
頼ってくれる人がいるから……!!
手も足もいらない…?
やめて何その姿!!
違う!!
私じゃないよ…
いらないのはお前……!!
”大渦潮クラッチ(グランジャグジー)”!!!
ロビンvsブラックマリア
巨大化&悪魔化したロビンの関節技が決まり、ブラックマリアはノックダウンしました。
決着がつくブラックマリア戦
ブラックマリアをロビンが渾身の必殺技でノックダウンしましたが、まだ彼女には複数の部下がいますし、そのうちの一人はナンバーズでした。
ブラックマリアがやられた様子を見ていた部下達は、変わり果てたロビンの様子を見て怯えていますが、その隙にブルックが決着をつけました。
整列ご協力ありがとうございます~~~♪
ヨホホ♫
ーでは”フラーズダルム”~~~!!
”管弦楽(オーケストラ)”♪♪
ブルック
四皇幹部の部下、しかもナンバーズをもろともしないブルックの強さには驚きです。
モモの助の決意
場面変わって常影港。
ハートの海賊団に救出されたルフィは、常影港でモモの助、しのぶ、さらにはカリブーといっしょにいました。
カリブーが蓄えていた一ヶ月分の食料をものすごい勢いでかっこむルフィ。
1020話でモモの助に「龍の姿になってもう一度鬼ヶ島へ連れて行って欲しい」と頼んでから、腹ごしらえをしているようですね。
一方、頼まれたモモの助は悩んだ末に苦渋の決断をし、しのぶに頼んでいました。
できますけど!!
なんでそんなバカな事!!
あんな危険な場所へは
もう二度と行かせるわけにはいきません!!
しかし……!!
このままでは”花の都”が…
「ワノ国」がほろんでしまう……!!
一度やれば二度とその姿には戻れません
心は子供のままに!!
かまわぬ!!
大きなりゅうになれるかもしれぬのだ!!
たのむしのぶ
おぬしの「ジュクジュクの術」で……!!
拙者を”大人”にしてくれ!!!
しのぶ&モモの助
なんと、鬼ヶ島へ飛ぶためにしのぶの「ジュクジュクの実」の力で自らを大人にしてほしいと言うモモの助。
一体この先どうなるのか…?
ワンピース1021話の感想&考察
今回の考察ポイントは次のようになっています。
- ロビンの能力は”ハナハナの実”の覚醒?
- ブラックマリアの”格闘家”発言
- ”悪魔咲き”は武装色の覇気?
- カリブーはずっと兎丼にいた…?
- モモの助は大人になるのか?
ロビンの能力は”ハナハナの実”の覚醒?
2年後になってから、ロビンは自身の分身を咲かせることができるようになっていましたね。
もともとハナハナの実の能力は、”体の一部を花のように咲かせることのできる能力”ですから、自身の分身を咲かせることができた時点で個人的には通常の範疇を超えた「覚醒」の可能性があると思っていました。
そして今回の「巨人咲き」を見て、その考えがほぼ革新へと変わりました。
ずばり、ロビンはハナハナの能力を覚醒させている可能性が非常に高いと思います。
筆者が考える「悪魔の実の覚醒」の条件に、ロビンがほぼ当てはまっているからです。
筆者が考える「悪魔の実の覚醒」の条件…自身の分身や、巨大化したものを操って戦うことができる
これまでの覚醒した能力者を思い出すと、自身の分身であったり、あるいは能力を使って自身を巨大化させたものを操っていたことが多かったように思います。
- ドフラミンゴ…マリオネット(自身の分身)を作り操っていた
- ギルド・テゾーロ…金でできた巨大な分身に乗り込み操っていた
- ダグラス・バレット…島中を巻き込み作った巨大な怪物に乗り込み操っていた
これがすべてではない上に半分以上が映画のキャラなので説得力はいまいちですが、個人的には覚醒した能力者同士の戦いでは、自らの分身を操って戦うことになるのではないかと考えています。
とすると、2年後のロビンが自身の分身を咲かせることができるようになったことに加え、今回は巨大化させることもできていました。
この戦い方は、ロビンの能力が覚醒している可能性が非常に高いと考えました。
ブラックマリアの”格闘家”発言
今回ブラックマリアの口から、自身は”格闘家”であることが明かされました。
格闘家なの
女だって容赦は……!!
しない!!
ブラックマリア
この発言のすぐ後に、メリケンサックをつけてロビンをタコ殴りにしていますから、これから自分が殴りまくることを示すために”格闘家”という表現をしただけなのかもしれません。
ですがもしそうではなく、本当にブラックマリアが元”格闘家”だった場合、その出生がどこかで誰かとつながってくる可能性は無いでしょうか?
例えばCP6のジェニーの出身である「カラテの島」など・・・
特にジェニーも、人間離れした巨大な体格が特徴的でしたので、もしかしたら同じような体躯を持つブラックマリアもこの島出身、あるいは血縁者の中にこの島出身の人がいる可能性が高いかも・・・!!
”悪魔咲き”は武装色の覇気?
今回のタイトルにもなっていて、恐らくロビンの現時点での最強の技だと思われる「悪魔咲き(デモニオフルール)」。
「巨人咲き」のようにただ巨大化するだけでなく(それでも十分すごいのですが)、巨大化と同時に文字通り悪魔のような出で立ちへと変化していました。
黒い大きな翼、額からは2本の角が生え、手の先からつま先まで全身が漆黒に描かれています。
悪魔のような見た目はさておき、先の「巨人咲き」との違いはなにか考えてみると、やはりその漆黒の体ではないでしょうか?
ブラックマリアの怯えようを見るに、もしかしたらこの黒さは武装色の覇気をまとっているのかもしれません。
この巨体で全身を武装できるということはかなりの量の覇気が必要だと思うので、もしかするとロビンはこの2年間でとんでもなくパワーアップしていたのかもしれません…!
カリブーはずっと兎丼にいた…?
今後の物語でも要所要所で絡んできそうと各方面で噂になっているカリブーですが、遂に登場しましたね。
そしてその場所はまさかの、兎丼「常影港」でした。
カリブーと最後に別れたのは兎丼の囚人採掘場だった気がするので、もしかするとカリブーはずっと兎丼にいたのでしょうか…?
自然といえば自然ですが、カリブーはどこかで物語に関わってくると思っていただけに、むしろなぜずっと兎丼にいたのかが気になってしまいました。
もしかしたらカリブーは、「あの人」へ届けられるような重要な何かを兎丼で見つけているのかも……?
モモの助は大人になるのか?
さあそして今回の目玉、”モモの助は本当に大人になるのか”問題です。
「しのぶのジュクジュクの能力で大人になれるのでは?」というのはもう随分前から言われていましたし、筆者自身もその説を唱えてきました。
しかし改めてそのシーンがやってきそうになると、やはりドキドキしてしまいますね。
まさかモモの助からお願いする形になるとは思っていませんでした。
実際にこの後、モモの助が大人になるのかどうかですが、個人的には「どちらでもありえる」と思っています。
モモの助は大人になる
ストレートにこのまま行けば、モモの助は大人の姿になるのでしょう。
本人も言っているように、大きな龍になれる可能性はグッと上がると思います。
対して、大人になったからと言って急に強くなるわけではありません。
モモの助は現時点で、心の強さは相当なものですが、肝心の戦闘力が全く備わっていません。
剣術も恐らくまるで使えないでしょう。
となると、このまま体だけ大人になったモモの助を尾田先生が描くとはあまり思えないよなあ…というのが正直なところです。
モモの助は大人にならない
というわけで、どちらの展開になっても文句はないのですが、どちらかと言えば個人的にはここでモモの助は大人にはならないと思っています。
モモの助はパンクハザードで一度ルフィを乗せて飛んでいますから、ルフィはその時のことを思い出させるようにしてモモの助に今の姿のままでいることを強く押すのではないでしょうか。
ただ大きくなったモモの助の龍の姿を見てみたい気もしますし…
やっぱりどっちでも文句はありません!!
いかがでしたでしょうか。
次回はもしかしたら違う場面が描かれてしまう(個人的にはそろそろ傅ジローが描かれるかと)かもしれませんが、皆様も予想してみてくださいね!