前話、966話“ロジャーと白ひげ”にて、
ロジャーの初技“神避”やロジャー対白ひげからの三日三晩の殺し合いからのプレゼント交換。
黒ひげの二倍の人生の真相。
ロードスター島の存在。
おでんがロジャーの仲間になった経緯。
そして、空島のポーネグリフの文字はおでんが彫ったなどの展開がされた。
さて、問題はおでんが現在33歳であり、
彼が亡くなったのは39歳と後6年まで迫っているという事だ。
その為か、おでん自体の回想もいよいよ佳境に入ろうとしている。
慎重に考察を進めていきたい。
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967話ネタバレ考察その1
●魚人島へと向かうおでん
前回966話“ロジャーと白ひげ”では、空島まで来たロジャー海賊団はロジャーの指示でポーネグリフの文字を彫った。
その際の文章は「我此処に至り、この文を最果てへと導く。」という意味を彫った。
元々、空島のポーネグリフにはポセイドンの記述しか書いていないので、
このロジャーの文章はポーネグリフを解読できるものに対して、
ラフテルに来るように呼び掛けていると考えられている。
そして、ロジャー達の目的地は魚人島に移る。
そこで、ネプチューンと仲良くなり、ポーネグリフについての解読が進められる。
そこではジョイボーイの謝罪文が書かれているので、
直接言えば、ロジャーが知りたい情報ではないのかもしれない。
話を進めたが、早い話ロジャーは残り少ない寿命で
ポーネグリフを探しまわっていると考えられる。
●ゾウに帰還するネコマムシとイヌアラシ
ロードポーネグリフの最初の一つ目はゾウにあるという
ネコマムシとイヌアラシの情報を知り、一同はゾウへと向かった。
そこで、イヌアラシとネコマムシは元々王族の出であり、
彼等が突如行方不明になったので、ミンク族一同は心配をしていた。
だが、イヌアラシとネコマムシは心配がないと豪語し、自分達は世界を冒険したことで盛り上がる。
ロジャーも幼い頃のペドロに出会い、出番はまだといった。
直ぐにうちとけた彼等は最初のロードポーネグリフの写しをゲットする。
●ビックマムの所へ殴り込むロジャー
ビックマムと言えば、ロックス海賊団のメンバーであったが、
ロックス壊滅後は自分の海賊団結成したのち、
トットランドの国作りを始めた。
つまるところ。丘に上がった海賊という世間が認知し始めていた時期であり、
ホールケーキシャトーも建て、トットランド女王としてまだ日が浅い時期だ。
更に言えば、子供たちもまだ若いので、
ロジャー海賊団の侵入を止められなかった可能性が非常に高い。
ロジャーはこの時からすでに大海賊として名を馳せており、
ビックマムと言えど倒す事は難しいと考えられる。
ロジャーはビックマムと戦いつつ、他のメンバーにロードポーネグリフの写しを奪う事に成功する。
当然、ビックマムは怒るが、既にロジャーは居なかった。
●ワノ国に一度帰るおでん一家。
ロジャーが少ない寿命でロードポーネグリフを探し、
ラフテルに向かおうとしているのであれば、
ワノ国にロードポーネグリフがある事を突き止める。
本編の時間軸では、カイドウが所持しているとされているが、
20年前はワノ国で保管されていた可能性が非常に高い。
そもそも、ポーネグリフはワノ国の石工が作ったのだから間違いなくある。
かくして、おでんは久しぶりにワノ国へ帰還するが、
当然おでんの変わらぬ姿どころか、妻と息子と娘が居る事に家臣達は驚く。
そして、おでんの耳に実の親であるスキヤキが亡くなった事を聞き、
スキヤキの死後はオロチが代行将軍を務めていると聞く。
つまり、おでんが帰った以上、
家臣たちは将軍へと即位してもらいたい。
だが、おでんの航海は今までの単純な冒険心から、
世界の秘密。
もっと言えば、ワノ国が何故鎖国しているのかの真相を知りたい為に、
まだ帰れないという。
おでんの意地でも帰られない事に、
トキが代わりに自分達が此処に残るから、
残りのロードポーネグリフを探して欲しいと頼み込む。
最早、おでんがやろうとしている事は
世界の秘密に自ら迫っているのだ。
かくして、おでんは戻った暁には必ず将軍になることを約束し、
再度の出航を果たしたのだ。
残るロードポーネグリフはあと一つ。
967話ネタバレその2:ロジャーの戦闘力について考察
連載22年目に海賊王ゴールドロジャーの戦闘シーンが此処に来て、
明かされる事になった。
日にちが過ぎても、収まらない興奮を抑えつつ、
海賊王の戦闘について考察していきたい。
●ロジャーの神避
今回、ロジャーの戦闘シーンは少ないながらも圧倒的な存在感を魅せた。
その中でも、ロジャーの初披露技「神避」こと“かむさり”が出た事は興奮した。
さて、この“かむさり”なる技は、武装色の覇気、
ワノ国でいう“流楼”と同じ弾く覇気ではないだろうか?
実際におでんをフッ飛ばしたロジャーはそのまま白ひげと鍔迫り合いになるが、
実際は触れておらず、両者の流楼がぶつかったといえる。
そして、なにより“神避”という名前である。
名前通りなら、
神をも避ける攻撃という事なのだろう。
凄まじい自信である。
ロジャーだからこそ、納得がいく名前だ。
●白ひげと対称的なロジャーの戦闘狂
此処で説明していきたいのが、ロジャーは白ひげよりも戦闘狂であるという事だ。
白ひげは海軍と戦う事はしなかった。
その理由は組織である以上、
倒しても追手が来るという事だ。
成程、確かに大所帯になればなるほど、
身動きというものは遅くなるもの。
慎重に事を見定めなければ、
しなくてもいい戦いをしてしまい手痛い結果を生むコトになる。
だが、白ひげと違って、
ロジャーは自分の邪魔をするものには海軍だろうと、
ボコボコに叩きのめす様だ。
更には、お前等じゃあ役不足だから、
ガープとセンゴクを連れて来いという始末。
終いには、一戦終えても、白ひげと戦う気概を見せ、
生きてこその殺し合いという向こう見ずな発言をするなど、
非常に戦闘狂な一面を見せる。
●サーベルと銃で戦うシンプルな戦闘スタイル
ワンピースの世界では、能力者が世界の強さランキングを牛耳ているといってもいい。
白ひげ、カイドウ、ビックマム、金獅子、三大将、王下七武海等々のほとんどが能力者だ。
だが、海賊王ゴールドロジャーはほぼ高確率で能力者でないと考える。
しかもである。
ナミのようなクリマタクトやウソップのポップグリーンや
フランキーのサイボーグ技術やジェルマの科学力の様な一種の特殊技能でもない。
単純にサーベルの一振りで戦う余りにもシンプルな戦闘スタイルであった。
これは本当に凄い事である。
天候や環境を制圧できるロギアと敵対する事があっただろうに、
そういった人間と戦いを制し、勝利を収めてきたのではないのだろうか?
更に言えば、ロジャーはゴッドバレーの事件で当時世界最悪の海賊団と
呼ばれたロックス海賊団との戦いで勝利している。
金獅子にしても、あいつがどれほどつええか
分からねェ筈がないだろうと激昂していたのも納得がいく。
●ロジャーは航海する前から、身体を鍛えていたのか?
ロジャーの強さの原点は何処にあるのだろうか?
ロジャーの故郷はイーストブルーローグタウンだ。
そこでロジャーはレイリーと出会い、海に出たという事だろう。
出発当初は見た感じ、麦わら帽子を被った陽気過ぎる青年であった印象を受けた。
ビックマムの様に生まれた時から、
規格外染みた強さは持っていないと予想される。
となれば、ロジャーは出発した当初はそこら辺の
雑魚い海賊でも苦労する強さだったのだろうか?
いや、ロジャーに限ればありえない。
何故なら、ロジャーは既存の海賊団に入団せず
自ら立ち上げて海賊になっているからだ。
例えば、私がもし海賊になろうと思えば、
まず既存の海賊団に入団しようと考える。
何故なら、最大の理由は自分が弱くても
仲間が護ってくれる場合があるからだ。
これは本当に助かる。戦闘経験が浅い場合、
とてもじゃないが殺し合いに参戦は気軽に出来ないのだ。
だが、ロジャーは上記の様にレイリーが盗んだ船を借りて、
海を出た。
つまり、これは既存の海賊団に入団せずとも、
自分で充分対処できるという自身の表れである。
思えば、主人公のルフィにしても、
ロジャーと違って一人で航海に出れたのは、
10年間修行してゴムゴムの実を鍛えたからこそ、
自信を持って出航したのだ。
なれば、ロジャーは航海最初から
かなり強い人間ではないだろうか?
967話ネタバレその3:ロジャーが持つカトラスは最上大業物?
ワンピースの世界では、最上大業物と呼ばれる武器があり、
良業物、大業物よりも位列が最も高い武器として世界で名を馳せている。
現状、最上大業物3工が確認されている。
一つは最初に判明された“初代鬼徹”で、
ゾロが持つ鬼徹一派の初代の刀で妖刀とも呼ばれている。
二つ目はゾロの師匠である世界最強の剣士
鷹の目のミホークが帯刀している“黒刀・夜”。
乱れ刃、柄は重花丁字で美しい黒い十字架を模した刀であり、
まるで儀式に使われる芸術品の様でもある。
(筆者がワンピースの世界で一番好きな武器である。)
だが、世界最強の斬撃といってもいい程の
えげつない威力を持っている。
三つ目は白ひげが使っていた薙刀“むら雲切”。
むら雲とは重なった雲の群れの事であり、
この薙刀は群がる雲を切るという由来なのだろうか?
実際にシャンクスと鍔迫り合いになった時、
雲を割っている事からあながち間違いではない。
と書いてきたが、問題は海賊王ゴールドロジャーが使っているカトラスについてだ。
私は間違いなく、最上大業物であると確信して書いている。
その根拠を書いていきたい。
●刃牙道の武蔵から見る超人だからこそ耐えられる刀
作品が変わるが、
刃牙道に出てきた宮本武蔵が刀についてしきりに評していた。
彼が愛刀“無銘金重”が手に入るまで、現代の刀を使っていた。
しかし、超人である武蔵の力に耐えられず、
壊れる事があった。
武蔵曰く“鋼が悪い”というのだという。
つまり、超人が扱う武器というのは、
並大抵の武器では振るうだけでも壊れる確率が非常に高いのだ。
なれば、海賊王ゴールドロジャーともなれば、
明らかに常人とは一線を超す戦闘力を有しているのは想像に難くない。
●ロジャーの“神避”に耐えられるカトラス
本編に於いて、ロジャーの初技“神避”を見ると、
まるで爆風を起こしたかのようにこれまた超人であるおでんを
一撃でフッ飛ばす程の威力を編み出していた。
ハッキリ言って、この技を繰り出すだけでも並みのカトラスでは
“鋼が悪い”
という事でぶっ壊れてしまうのではないかと私は思う。
そもそもロジャーの戦闘を見ると、
カトラスを使って豪快に叩き切る様におでんや白ひげに挑んでいるので、
カトラスを酷使しやすい戦闘をしているともいえる。
●カトラスは戦利品として奪った。
ローグタウンでのロジャーの出発を見ると、
リュックサックを背負っているが、
武器らしいものは見当たらなかった。
この事から、
ロジャーは武器を買うベリーも持っていなかったと言える。
そもそも、ロジャーは出航するための船を持っておらず、
初対面のレイリーが使っていた小型船を褒めて、
そのまま海に出た可能性が高い。
故にロジャーは航海序盤はマジでほぼ持ち物が揃っていない状態で
航海をしていたと言える。
だからこそ、ロジャーは最初の方はろくな武器を持っていなかったし、
無双出来る程の強さはまだ無かったのだろう。
だが、航海を重ねるごとに男は大海賊と
呼ばれる程の強さを誇るようになった。
その過程である海賊団からカトラスを奪ったのではないだろうか?
●ロックス海賊団と戦った時にも使用した!?
回想でロックス海賊団に立ち向かうガープとロジャー。
その際、ロジャーはやはりカトラスを握っていたことから、
この時点で自分の戦闘スタイルを確立していた可能性が高いと言える。
模範的な海賊の装備であるカトラスとピストルが
海賊王ゴールドロジャーの戦闘スタイルだったようだ。
●最後に勝手ながらカトラスの名前を予想してみた
最後にやはり、武器には名前が必要であると思う。
私はロジャー海賊団つながりでシャンクスのサーベルは
グリフォンと明らかにされたのを覚えている。
なれば、合体生物つながりでロジャーのカトラスの名前は
“ペガサス”と名付けた。
967話ネタバレその4:ロードポーネグリフについての考察
ワンピース世界で歴史の古くから、
存在している石のテキストことポーネグリフ。
これまではロビンが解読してきたもので、
ロビン自身が探してきたものであった。
だが、ゾウ編で赤きポーネグリフ、
“ロードポーネグリフ”が出てきて、
四つ揃える事でラフテルに行く事が出来るというのが分かった。
今回はその事について考察していきたい。
●世界政府が敵視するポーネグリフ
ポーネグリフは見ての通り歴史を記した石のテキストなのだが、
問題はポーネグリフの解読は世界政府によって法律で禁止されているということだ。
ワンピース世界で歴史を学ぶが犯罪とされるのだ。
更に問題なのが、オハラに対する世界政府の対応だ。
ロビンの故郷オハラの考古学者は世界中から集結し、
ポーネグリフの研究を行っていた。
つまり、オハラは世界政府が法律で定めている
“歴史の研究禁止”
を破っている事になる。
なれば、世界政府はオハラの考古学者を法律に則り逮捕するかとおもいきや、
まさかの大虐殺であった。
これは明らかに世界ぐるみの殺人としかいえない。
元黒猫海賊団船長代理であったジャンゴでさえ、
法律に則り裁判を受けさせ、絞首刑という判決が出た。
だが、オハラの考古学者は裁判をする事無く一人残らず殺害する。
海賊ではない市民である彼等が裁判を受ける事すらなく、
有無を言わさず殺されたのだ。
明らかに世界政府は常軌を脱した連中と言え、
と同時に余程歴史を知られたくないと言える。
以上の事から、ポーネグリフの所持及び解読は世界政府からしてみれば、
裁判なしの即刻処刑といっても過言ではない。
●石でなければならなかったポーネグリフ
上記の様にポーネグリフは世界政府から敵視される石のテキスト。
そして、此処では材質石である事を少し考察する。
ポーネグリフの硬度は普通の石とは比較にならない程、硬い。
どれ程硬いかというと、バスターコールの砲撃を受けても、
ヒビが入らない程頑強だと言っておこう。
つまり、これぐらい硬くしなければいけない程、
世界政府に消される心配があったのだ。
残したテキストが紙であれば、
世界政府によってとっくにこの世から消し炭になっていたからだ。
だが、石であるからこそ、
今日まで現存する事が出来たのだ。
●光月家とポーネグリフ
そんな、ポーネグリフはゾウ編でワノ国の光月家が造ったという事が明らかになった。
光月家は石工であり、ポーネグリフを代々造り上げてきた。
更に最新話では光月家は一子相伝でポーネグリフの古代文字を伝承してきたという。
なれば、光月家はポーネグリフを造ったのは
自分達の意志で造ったのだろうか?
恐らくそれは違うだろう。
造るように頼まれたというのが、正しい。
では、誰が光月家の石工達に頼んだのか?
答えはそう、Dの一族である可能性が高い。
●生き残ったDの一族が光月家へポーネグリフの委託と古代文字を伝授した
Dの一族は800年前の世界の命運を掛けた戦いに負けてしまった。
それ程、世界政府の前身組織は強かった。
だが、一部の生き残ったDは意志を受け継がせるべく、
敵に破壊されないモノを後世に残そうと考えた。
その中で、共に世界を戦った光月家の技術を見込んだ。
そう、ワノ国は海外の技術を自分達が使いやすいように技術を洗練する事に長けていた。
つまり、光月家に石工の技術を伝えたのはDの一族であり、
余命僅かのDの一族は自分達の技術を全てを光月家に託したのだ。
Dの一族の死後、彼等は全身全霊で
ポーネグリフの精錬に成功するのであった。
●最も重要なロードポーネグリフを造り、後世へラフテルを行く事を秘密裏に伝える
Dの一族の悲願。世界政府の前身組織が
支配するこの世界から搾取される人たちを全員集めて、
この世界から飛び出す事であった。
そう、ラフテルとは超巨大宇宙ロケットの発射地点であったのだ。
そして、ワンピースの正体は宇宙ロケットへ乗る為のエネルギー。
つまり、世界中の散らばった人間達への宇宙空間へ
行く為のチケットの様なモノであった。
いうなれば、ワンピースが全て集まる事でフルピースとなり、
そのエネルギーを持ってして、外宇宙へ旅立つ事にある。
支配から自由を目指す。
これこそがDの一族の悲願であった。
だが、前身組織は世界中から人間達が居なくなれば、
支配者である人物たちへの貢ぎ物がなくなり、
なにより外宇宙へと逃げ出せられたら、如何に強いと言えど、追う事は非常に困難になる。
故に前身組織はDの一族の“自由”を誰よりも敵視していた。
結果的にDの一族は敗北してしまった。
ラフテルは閉ざされてしまい、
世界は自由へのチケットを失ってしまった。
だが、それでも自分達の代がダメでも、
後世の子供たちを自由へと羽ばたかせたいと考えた。
だからこそ、前身組織に気づかれない様に、
古代文字とロードポーネグリフを造る必要があったのだと私は考える。
967話ネタバレその5:水先星島こと“ロードスター島”とは?
ワンピース最新話で、明らかになった“ロードスター島”と呼ばれる島。
今回はこの島について考察していきたい。
●13年前、ロジャー海賊団が到達した最終地点の島
ロジャー海賊団は13年前、
ログポースを頼りに辿り着いた最終地点の島が
“ロードスター島”であった。
だが、そこでロジャーは其処が最終地点の島でないのに、
気付く。
ログポースはそれ以上の先を指さなかったが、
違和感を感じたようだ。
●ロードスター島に島民は存在しないのか?
ロジャーはロードスター島は誰も辿り着いたことがないといった。
もしかして、ロードスター島に住んでいる住民はいないのではないのだろうか?
つまり、存在はログポースで分かっているが、
誰も辿り着けない場所なので、
人が移り住むことはなかったのだろう。
●ロードスター島近辺は、新世界の何処よりも天候が荒い
新世界になると、ライジン島といった島に雷が降り注ぐおっかない島があった。
グランドライン前半の海でも、天候が変わり過ぎて麦わらの一味は
終始振り回されていないのも今では懐かしい。
さて、問題は私はロードスター島は他の島以上に
物理的に近づけないのではないかと考える。
例えば、ロードスター島の周りは海流が大きくうねり過ぎて、
人魚や魚人ですら飛び込むことは自殺行為と言えるほどの猛威があるのではないだろうか?
でなければ、ロジャー以外に誰も辿り着いたことはないとは言えないのだ。
●ロードスター島を命名したのは、Dの一族?
ロードスター島は漢字で、“水先星島”という表されており、
水先案内人の様な意味があると考える。
水先案内人は主に船舶の航路を案内する人を示しており、
航海中はなくてはならない存在だ。
ロードスター島に水先星というのが書かれているのは、
島がまさにラフテルを導く役割があるのではないだろうか?
そして、ロードスター島という名前である。
島の名前はロジャーが到達する前からあるとすれば、
この島はDの一族と関係あるのではないだろうか?
●Dの一族がラフテルを導く為に造られた島
Dの一族の目的は世界の支配者から苦しむ人間達を全て集めて、
宇宙船でこの世界から脱出し、
苦しむ人達それぞれに新天地である惑星へ運ぶことであった。
その宇宙船が飛び立てる施設が揃っているのは発進基地であるラフテルであったが、
労働力を取られたくない前身組織からすれば、
外宇宙へ進出されれば、彼等は支配を保てなくなる。
そこでDの一族はラフテルは宇宙船発進基地として、
前身組織と決戦の場にするわけにいかず、
と同時にラフテルへ注意をそらす島が必要であった。
それこそがロードスター島の役割であった。
●ロードスター島の役割は世界の人間を導かせると同時にラフテル=宇宙船発進基地を護る事。
話を纏めると、Dの一族は外宇宙を旅する種族であり、
しばらくは月で滞在し、長く滞在したが、
月自体には資源が多くない事が分かった。
その後の彼等は下にある水の惑星“地球”があるのが分かった。
そこで資源を入手し、再び外宇宙を旅する事にしようと考えた。
彼等一族の目的は、資源を入手する事であったが、
略奪する様な気性は無く、地球の人と仲良くなっていた。
ところが、彼等は前身組織によって、
搾取される毎日を過ごしていたのだ。
自分達を迎えてくれただけでなく、
資源もくれた彼等をDの一族は無視出来なかった。
そこで彼等は長い期間で地球外発進計画を立案、
長い期間を設けて前身組織に気づかれず、
この星から脱出し、新天地を送り届ける計画だ。
彼等は世界中の搾取される人達を外宇宙へ連れ出すべく、
長い期間を掛けて世界各地を回った。
そこで、彼等は前身組織が天候や海流を操り、
レッドラインを築く事で搾取される人達が他の島の人間と徒党を組んで、
前身組織に歯向かわない様に、この地球全体をロードブロックしていることに気づいた。
Dの一族はもしもこと考えて、
抵抗戦力として古代のウォーターセブンの人たちに
防衛兵器“プルトン”を造ってもらいつつ、
方舟“ノア”で世界中の人たちを出来るだけ乗って貰おうと考えていた。
そして、世界中に永久指針をつくったDの一族は
最終地点の島をロードスター島と名付け、
仮の最終地点の島として名付けた。
だが、前身組織に外宇宙脱出計画を知られてしまい、
結果的に前身組織とDの一族が戦う結果になる。
勝敗は前身組織が勝利し、
Dの一族の技術を独占し、
より強固に世界を支配した。
かくして、ロードスター島はラフテルへ導く島として役割を失い、
行き先が困難な島へと成り下がってしまった。
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